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久しぶりの更新なので気の利いた嘘でも書こうかと思ったけれど、なにひとつ思い浮かばなかった。
下手な嘘ほどつまらないものはないし。

午前中はキャンプ道具の片付けと洗濯を行い、午後から昨日に引き続き近所の桜見物へ出かけた。
ビールよりもホットコーヒーが欲しくなる、北よりの冷たい風。
風が吹くたびに花びらが空を舞い、地面を春色に染めていた。
子どもたちが空に手をのばし、地面に落ちる前の花びらを掴もうと駆け回っていた。

April 01

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先月発売されたばかりの『みずものがたり(ダイヤモンド社刊)』に川ガキの写真と短文を寄せています。
タイトルは〜川ガキの住処〜。

この書籍はダイヤモンド社が「子どもたちの生きる力を育てる」ことを目的に、『未来図書室』と名付けて行っている環境・経済・社会をテーマにした出版活動のうちの一冊です。
趣旨に賛同協賛した企業の協力によって、全国各地の学校等へ寄付されたことも特記に値するかもしれません。
この書籍を編集したのは前作『いきものがたり』に引き続いての「Think The Earth Project」。
センスのよい内容となっています。
また、ぼくのすぐ前のページには写真家の今森光彦さんが、羨ましいほど素敵な写真と文章を寄せています。
ぜひ手に取って見てみてください。

April 02

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新宿へ出かけたついでに、久しぶりにアウトドアショップへ立ち寄った。

仕事や遊びで水辺へ行くことが多いため、昔から「防水」を謳った商品に目がない。
携帯も防水機能のある機種ばかりを使ってきたし、コンパクトデジカメも同じく防水モノが多い。
これは機械だけの話ではなく、水辺で撮影する際に使用するカメラバックは、水濡れに強い『グレート・ディバイダー(patagonia製)』を改造して使っている。

で、本日、メッセンジャーバックや自転車へ取り付ける防水バックで有名な「ORTLIEB」製のショルダーバックを発見。
このバックは防水ジッパーを使用した完全防水モノで、容量は14.5L。
十分カメラバックとして使用できる大きさだ。
ちなみに空気を入れた状態でジッパーを閉め、膨らんだバックをつぶそうとしても空気漏れなし。
これは嬉しい。
難点をあげるとすれば、防水ジッパーの滑りが固くてすぐに機材を取り出せないことぐらいか。
とはいえ水辺カメラバックとして使えそうなので購入してみた。
カメラバックとして使用する際は、エツミのクッションボックスを中へ入れれば問題なし。

来週は屋久島の水辺で撮影仕事があるため、早速使ってみようと思う。
沢登りでも使えるかもしれない。

April 03

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先週末に出かけた那珂川で写した写真をまとめてみた。
仕事抜きで遊ぶのって、楽しいなぁ。
また行こうね。

Nakagawa Trip

April 04

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あたたかな気持ちのいい青空の下、宴を梯子。
下北沢のはずれで熊本県川辺川産のそれはそれは大きな鮎を食べて盛り上がり、散りはじめた桜吹雪を眺めつつ、お酒を飲んだ。
で、その足で代々木公園へ移動し、公園を埋め尽くすほどの花見宴会のにぎわいに絶句しつつも、Iさん主催の宴に参加。
日が暮れて寒さを感じるようになってからはブルーシートをこたつ代わりにみんなで囲み、なかなかアットホーム(?)な感じ。
みなさん、お疲れさまでした〜

April 05

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都心で眺める桜も、今日が見納め。
つい先日咲いたと思ったのに…あっという間に新芽が眩しい季節になっちゃうなんて。
月日が経つのはほんと早いなぁ。
さて、ぼくはこれからブルートレインとフェリーを乗り継ぐ旅に出かけてきます。
慌ただしい日々だからこそ、たまにはスローな旅を。

April 06

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慌ただしく荷物をまとめ、2時過ぎに自宅を出発。
途中、環七沿いのガソリンスタンドへ立寄り、燃料を満タン補給。
セルフスタンドで、価格は1L123円。
用賀インターから東名高速に乗ったのは、3時過ぎ。
あとはひたすら西へ向かい、牧ノ原SAに着いたのは5時ちょうど。
空もだいぶ明るくなってきた。
昨日の夕方に少し仮眠したおかげで、ここまでは睡魔はこなかった。
だけどここらへんで少し寝ておこうかな。
と思いつつも、無線LANでネットへ繋いで遊んでみたり。
目的地はまだまだ先。
先週は夜行列車で九州へでかけ、今度は車で再び九州へ。
遠いなぁ。

April 14

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5時に牧ノ原SAへ着いた後、炒飯を食べたりコーヒーを飲んだりしていただけなのに、気づいたら2時間も滞在してた。
まだ行程の5分の1も走ってないのに「のんびりし過ぎたかも」と反省しつつ、気持ちを引き締めて牧ノ原SAを出発したのは7時過ぎ。
しかし間もなく睡魔に襲われ、1時間も経たないうちに美合PAへ緊急避難。
身体をキャビンへ移して爆睡していると、日田で合流する野田さんからの電話で目が覚めた。
時計を見ると11時半。
外を見ると雨はあがっていて、太陽が顔を出していた。
コーヒーを飲んで出発。
道沿いの新緑がまぶしい。
途中、養老SAでちょっと冷や汗のタイミングで燃料補給を行った以外は、渋滞もなく快適走行。
で、いまは多賀SA。時間は13時半。
ふたたびのんびりタイム。
あんまり考えたくないけど、ゴールまであと800km。
ぜんぜん進んでないじゃん。
自動走行運転装置が欲しいなぁ。

April 14

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午後3時40分。名神から中国道へ。

April 14

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午後10時、関門海峡を超えて九州へ。
鳥栖ジャンクションから大分道へ入り、午後11時ごろに山田SAへ到着。
身体をキャビンへ移し、ビールを飲んでひとり乾杯。

April 14

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April 15

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昼間、川沿いの山道を走っていると、いまも現役として使われている「精米水車」をみつけた。
車から降りて撮影していたら、遠くに人影を見かけたので、そこまで歩いて水車のことを聞きにいった。
最初に話しかけたのは畑仕事をしていたおばあさんで、次におばあさんの紹介で水車に詳しいおじいさんに会った。
そして、おじいさんから水車の歴史講釈の聞いていると、別のおじいさんがやってきたので、また一時間ばかり話を聞いた。
ぼくが熱心に話を聞いていたからかは知らないけれど、別れ際に水車で精米したばかりのお米を1kgほどいただいた。
お米はおじいさんが育てたもの。
こんな感じで、行く先々でモノをいただいている。

April 15

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昨夜からずっと雨。
導かれるままに鵜匠さんと川魚屋とお会いし、面白い話を聞いた。

April 16

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今日も雨。
やっと小降りになってきたけれど、この天気の影響で思うように撮影が進まず。
なのでマクドナルドでプレミアム・ロースト・コーヒーを飲みながら、ネットで調べものをしています。

April 17

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April 17

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昔から高い場所が好きだ。
山肌に白いガードレールの姿を見つけると、そこからの眺めを想像し、迷路を楽しむ感じでそこへ向かってしまう。
細い急坂をやっとこさ登って着いた先は、想像以上に眺めが良いこともあるし、意外とつまらない眺めだったこともある。
あたると嬉しいし、はずれると悔しい。
くじ引きみたいな風景探し。

April 18

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April 19

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昨夜は長野自動車道の梓川SAにて就寝。
期待した山並みは厚い雲に覆われ、わずかに見えるのみ。
今日からの3日間は、長野県安曇野に滞在。

早朝、松本市郊外の浅間温泉に立ち寄り、250円払って外湯の「仙気の湯」で汗を流した。
浴場そのものは狭いけれど、無色透明のいいお湯。
何気なく足下のタンポポを見ると、在来種。
遅い春を実感。

April 24

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数年ぶりにペンションへ泊まった。
オーナーがアウトドアや釣りを趣味にしている方で、本棚には懐かしい「Outdoor」や「釣りキチ三平」のバックナンバーが収まっていた。
早速、何冊かお借りして、ベットに寝転びながら楽しませてもらった。
とくに嬉しかったのは、矢口高雄さんの『釣りキチ三平』シリーズの「ムツゴロウ編」があったこと。

数日前、筑後川河口でムツ掛けをしているお年寄りに偶然出会い、ぼくは生まれて初めてムツ掛けを見たばかりだった。
偶然の出会いも然ることながら、ムツ掛けを実際に目にして、ぼくはかなり感動していた。
そのとき、子どものころに読んだ「釣りキチ三平−ムツゴロウ編」がふいにぼくの頭のなかを占め、目の前の光景とダブって見えた。
あぁ、三平で出てきた風景と一緒だぁ。と、かなり興奮していたと思う。

釣りキチ三平の「ムツゴロウ編」を読み返すのは小学生以来のこと。
それなのに読み進めるにしたがって、ひとつひとつの絵や細かいストーリーが頭のなかに思い出されてきたのにはビックリした。
当時、かなりの集中力でこの本を読んでいたんだな。
この集中力が勉強へ向かっていたらなぁと、複雑な心境。

April 25

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約3600kmを走って、半月ぶりに帰宅。

April 26

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出張の荷物を片付けていると知人から電話。
相談があるらしく、新宿まで出かけることになった。
久しぶりの雑踏。
まわりを見渡して、圧倒的に若い人が多いことに愕然とした。というか驚いた。
新宿という場所だからなのかもしれないけれど、10代から30代がやたらと多かった。
この半月間、ぼくは巡っていた地方の小都市では、若い人の姿をあまり見かけなかった。
休日に図書館へ出かけても、スーパーへ出かけても、また町を歩いていても、若い人に会うのは稀だった。
九州の山奥では、お年寄りばかりがひっそりと暮らしていた。
意図して高齢者ばかりが暮らしている土地を巡っていたわけじゃないのに、出会う人たちは圧倒的にお年寄りが多かった。
そのお年寄りたちが細々と集落を支えていた。

知人の話を聞いた後、本屋へ寄って一冊の写真エッセイ集を買った。
10年や20年後、この国はどうなっちゃうんだろうな。

限界集落ーMarginal Village(梶井照陰 著)

April 27

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屋久島でダイビングしてから、耳に違和感を感じていた。
痛みはないものの、強いていえばなんだかヤドカリが棲みついている感じ。
もしかしたら屋久島に行く前から変な感じだったかもしれないけれど、出張中この違和感がなくなることはなかった。

不安なので、近所の耳鼻科へ出かけた。
耳鼻科で診察を受けるのは小学生以来のこと。
平日の昼間だからかもしれないけれど、待ち合い室は母親に連れられた子どもばかりだった。
まるで幼稚園のような雰囲気で微笑ましい。

診察をしてくれた先生によると、ぼくの耳は外耳炎と滲出性中耳炎の症状があるそうだ。
これで解決したわけではないけれど、原因がわかってホッとした。
いくつかの薬を処方してもらい、とうぶんは薬での治療。
この薬で治ればいいんだけどね。

April 28

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汗がでるほどの陽気。
久しぶりに庭へ出ると、一面に草が茂っていた。
ぽつりぽつりと草をむしっていると、今年初めて蚊に刺されたみたい。
春というより初夏みたいな一日。

April 29

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綺麗な夕焼けのなか、エンジンオイルの交換作業が終わった車を引き取りに出かけた。

April 30


March 2008-May 2008