April 01
April 02
2日間降り続いた雨はあがり、朝から快晴。
濡れたものを乾かし、昼寝をし、焚火を前に酒を飲み、夕日を眺めた。
April 03
昨秋、9つの市町村が合併して薩摩川内市となった旧入来町にある公衆温泉「柴垣湯」に浸かった。
夕方になると、ひと仕事終えた地元の方たちが次々と来湯し、湯船は井戸端会議所へ様変わり。
でも、ぼくにはまったく世間話の内容がわからない。
ひとりのおじさんに「ぜんぜん意味わからんだろ」ってからかわれた。
100円で味わえる外国旅行。
April 04
川内川から熊本県へと移動し、これまた合併で和水（なごみ）町と名前がかわった旧菊水町内でガサガサをした。
April 05
パーツが届いたと連絡があり、再び薩摩川内市へ移動。
日産ディーラーへ車を預け、クラッチ板の交換修理を行った。
修理代金65,000円也。トホホ。
April 06
川内川の河口で撮影していると、漁網を修繕していた漁師に出会った。
この網はチリメンジョコで知られるカタクチイワシの幼魚を捕まえるためのもので、チリメン漁は4隻が1セットとなり、9〜10名の漁師がかかわっていると教えてもらった。
いまは息子にチリメン漁を任せ、自分は気ままに船を操り、ひとりでの漁を楽しんでいるという。
April 07
昨夜遅く、川辺川の河原へと移動し、眠りについた。
朝、絶望的な濁りの川辺川を眺め、ため息がでる。
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濁りでアユに危機 川辺川ダム建設反対派が学習会 熊本市
川辺川で断続的に水の濁りが続いていることや、川辺川ダム計画の問題点を考える学習会が七日夜、熊本市であった。漁業者は濁りにより特産のアユが影響を受けかねないと不安を訴えた。
ダムに反対する「子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会」（中島康代表）など市民団体が主催し、八十人が参加した。
会員らが写真を使い、昨年九月の台風１４号の際、川辺川上流で山腹崩壊が続発したことを報告。下球磨・芦北川漁師組合長の小鶴隆一郎さん（５６）＝人吉市＝は、崩壊で大量の土砂が既存の砂防ダムにたまり、雨のたびに泥水が流出、強い濁りを起こしていると指摘。「泥水で汚れた川の石にはアユの餌になるコケが生えず、アユが育たなくなる」と窮状を訴えた。
川辺川ダム建設予定地を含む球磨川流域の治水の方向性を探る国土交通省の「河川整備基本方針」検討小委員会が十三日に始まる。会員らは「同小委の議論がダム建設を前提に進むのは認められない」と批判。潮谷義子知事が委員として参加するため、「知事は基本高水など多くの課題に県民の結論が出ていない現状を踏まえて議論してほしい」などと求める声が出た。
熊本日日新聞2006年4月8日
April 08
球磨川下りを撮影するため、車で舟を追いかけていると、袋小路に進入。
あわてて切り返しをしたために、街路樹にキャリアをひっかけてしまった。
100パーセントぼくの不注意なのだが、なんともついてない。
ホームセンターの駐車場で作業を行い、とりあえず元の姿へ修理完了。
何事も慌てちゃいけないってことだな。
April 09
April 10
羽田発鹿児島行きの始発便でやってきたライターのTさんと合流し、人吉市内を取材する。
その後、車を川辺川上流へ走らせ、川辺川ダム本体予定地へTさんを案内。
この吊橋の横には箱庭のような小学校があってね…なんて説明をしたけれど、信じてもらえないだろうな。
想像してもらうしかない。がんばって、頭をフルに使って。
April 11
April 12
人吉取材終了。
昼過ぎ、肥薩線で鹿児島空港を目指すというTさんと駅で別れ、ぼくは一路東京へ。
April 13
April 13
午前9時、都内へ到着。
千川街道沿いに車を走らせ、すっかり葉桜となった街路樹に季節の移り変わりを実感する。
April 14
April 15
ここのところ竹林や照葉樹の山ばかりを見ていたせいか、広葉樹の新緑が新鮮。
やっぱり春は、こうじゃなくっちゃ。
取材先へと移動する行為も、車窓を眺めて楽しい限り。
April 16
April 17
秩父出張最終日。
仕事の合間、長瀞で知られる荒川上流をしばらく眺めた。
やっぱり川はいいなぁ。
April 18
いやはや。
久しぶりの写真日記の更新。
昨夜、西武池袋沿線で起きた火事の影響で、特急を含むすべての列車が一時間ほどストップ。
今朝のニュースだと、火災にあった家は全焼だという。
ついこの間の出来事を思い出し、ひと事とは思えない。
今日は休息日。
庭の草をむしり、溜まった洗濯物を片付け、日が暮れてから久しぶりにジョギングをした。
April 19
April 20
April 21
April 22
April 23
エンジンオイル交換のため、千葉県勝田台にある中古自動車販売店へ出掛けた。
渋滞が続く道を走り、約1時間半ほどかかって「ハラ自動車」へ到着。
すっかり顔なじみとなったMさんにオイル交換をお願いし、世間話をする。
このお店では販売全車に5000kmごとの無料オイル交換のサービスがあり、この特典は購入した車が廃車になるまで受けられるのだという。
来月も鹿児島往復の予定があり、長距離移動が多い自分にとっては、なんとも嬉しいサービスである。
April 24
April 25
納品と打ち合わせへ向かう途中、築地署へ連行された姉歯容疑者を目当てに集まったマスコミの群れと遭遇。
容疑者はすでに建物のなかで、携帯や同業者相手に談笑するマスコミ人など、路上は祭りのあとの雰囲気。
どこまで本当の事実に近づけるのだろうか。
末端で終わることなく、すべてが明らかになればいいのだが。
April 26
April 26
April 27
April 28
April 29
昼近くまで眠り、さきほど近所のホームセンターまで散歩した。
山椒の苗木が売っていたので買ってきた。
姿は小さくても、いい匂いだ。
さて、今日は何をしようか。
明後日からの出張準備に取りかかろうかなぁ。でも、身体が重い。
なんかバリっと、心が引き締まる何かが欲しいな。
映画でも見るかな。って、いま何がやっているだっけ。
フィルム諸々を買うため新宿へ行かないといけないんだけど、あの人混みに耐えられるだろうか。
散らかった部屋の掃除、帳簿の書き込み、現像写真の整理。
やることはいっぱいあるけれど、身体がどうも駄目みたいなんだ。
山椒の香りのような清々しい一日になればいいけれど…
April 30
March 2006-May 2006
