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この日、葛西臨海水族園では今夏2回目となる「リバーウォーク」なる“実験的”な催し物が行われた。
これは事前に募集した小学3~6年生を対象としたイベントで、飼育係の職員と一緒に園内を流れる水辺に入り、生きものの採集や観察をしながら歩くというもの。
一般入園者が「水辺の自然」エリアの柵を越えて、実際に川へ入るのは水族園開園以来初めてのこと。
定員が各回8名と小規模な内容だけれども、この催しはこれからの水族園の方向性を示す大きな一歩なのだ。

本当は制限なく、誰でもがいつでも水辺へ入れることが理想だけれども、現在の「水辺の自然」エリアが年間100万人を越える入園者を受け入れられる環境ではないことは明らか。
いまはこのあたりの課題を克服しようとしている関係者がいることに素直に喜びたい。

将来、もしかしたらここで川遊びを覚える「川ガキ」が生まれるかもしれない。
そんなことを考えると楽しくなってくる。
葛西臨海水族園の取り組みにエールを贈ります。


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