
海岸線を移動し、直江津に到着。
カメラやダウンジャケットが潮を浴び、舐めると塩辛い。
日本海を撮影する旅も、直江津でひとまず終了。
国道18号を南下し、上越市中郷区にあるそば処『文ざ』で昼食をいただいた。
以前食べた"木挽きそば(900円)"が美味しかったので、またやってきたのだ。
シメジや鶏肉などが入った温かい汁に冷たい手打ち蕎麦をつけて食べる幸せ。
February 01
友人が長野市内に昨年カフェをオープンした。
場所は善光寺から徒歩2分、湯福神社のすぐ隣。
古い民家を改築したとても落ち着ける空間で、ランチパスタだけでなくパンケーキもお勧め。
11時オープンで17時ラストオーダ。
ランチは週替パスタ+飲物で780円。
近くに来られた際は、ぜひ足を運んでみては。後悔しないと思う。
『cafe toque toque(カフェ・トケトケ)』 TEL026-232-2955
February 02
昨日は直江津から長野市へ移動し、友人宅の駐車場にて車中泊。
午前中、長野市に滞在。
そして夕方、浅間山を仰ぎ見た。
February 02
潮まみれの車を運転し、久しぶりのわが家へ。
February 02
キヤノンのサービスセンターへ。
5D2や7Dで行っている「モードダイヤル・ロック改造サービス」を拝見させてもらった。
時間がなくて今回は改造を申し込まなかったけれど、このサービスはしておいたほうがいいと思う。
ぼく自身もずっとキヤノンにお願いしていたロック機構なので。
February 03
昨夜来宅した森さんと優ちゃんと、船橋のIKEAへ出かけた。
買い物を楽しんだ後、ふたりを羽田空港へ。
February 04
午後から丸の内OLの写真教室。
今日は野外講座で人物撮影のアドバイス。
みんな想像以上に腕をあげていて、正直ビックリ。
晴れてて良かった。
February 05
三浦半島へ打ち合わせに出かけ、午後は葉山在住の写真家・ブルース・オズボーンさんのところへ遊びに出かけた。
日常的に海を眺められる生活は素直に憧れる。
February 06
キッチンで愛でているローズマリーに花が咲いた。
February 07
終日、ぼんやりと自宅にて過ごす。
February 08
全国大会で優勝経験のある高校水球部を撮影した。
間近で試合を見るのは初めての経験。
ぼくもプールに入らせてもらい、カメラを抱えてボールを追いかけた。
興奮し、選手にカメラが当たったりもしたけれど、おかげで肉迫の写真が撮れた。
撮影した写真は、5月上旬に発行される『通販生活・夏号』に掲載。
今回は代打的カメラマンとして、水中撮影分の数カットのみ担当。
それでも普段撮れない被写体を追いかける取材だったので、なかなか面白く楽しめた。
水球がとてもハードで激しいスポーツだと知っただけでも、実りある日だったかもしれない。
February 09
羽田から熊本へ。
羽田9時50分発のJAL便は、ほぽ満席。
新燃岳の噴煙が見れるかもしれないと南側窓席にしたものの、それとはっきりとわかるものは確認できず。
かわりに阿蘇の噴火口を間近で眺められた。
上昇下降中もデジカメが使えればいいのにと、飛行機へ乗るたびに毎回思う。
February 10
熊本空港で借りた「OTTI(日産の軽自動車)」。
フルフラットにならずすごく寝辛いけれど、この車は旅の足であると同時に、宿でもあるのだ。
February 10
空港近くのICから九州自動車へ乗り、八代へ向かった。
旅の目的は、ダムゲートが開放中の球磨川を下ること。
八代ICで高速を降り、球磨川の河口に広がる干潟を見に出かけた後、球磨川を上流に向かい、荒瀬ダムに到着。
太陽はとっくに沈み、山の稜線だけがぼんやりと浮かぶなか、ジーンズを脱ぎ、川のなかへ入った。
流れのなかへ三脚を立て、撤去が決定したダムを撮影。
水は冷たく、股のあいだのイチモツがおつまみサラミまで収縮。
February 10
日没後から本格的に雨が降り出した。
冷えた身体を温めるため人吉市内へ移動し、『新温泉』に浸かった。
古い建物が醸しだす雰囲気が味わい深く、いかにも公衆温泉浴場といった趣き。
入浴料は大人300円。午後1時から10時まで営業。
女湯で交わされていた人吉弁の世間話に耳を傾けていたら、心も温まった。
February 10
バレンタインの夜。
東京に本格的な雪が降り出した。
舞うような雪ではなく、積もる雪。
自宅の窓から白く染まり始めた街を眺めながら、ニヤニヤしていた。
悪戯を仕掛けるところを覗き見ているような感覚。
いてもたっても居られず、カメラを持って外へ飛び出した。
気付いたら、東京タワーを見上げていた
頬にあたる雪が気持ち良かった。
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February 14
東京タワーの真下へ移動し、飽きることなく上を見上げていた。
ときどきタワーに積もった雪が塊となって落ちてきていた。
落下するたびに大きな音が反響し、誰もいない敷地に響き渡っていた。
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February 14
昨夜の雪は姿を消し、真っ青な空が朝から広がっている。
心地いい一日。
予定していたロケが雪景色のために明日へと延期。
なので久しぶりに朝寝坊し、自宅で寛いでいる。
昼食時、炊きたての米飯のうえに「球磨川産のスジアオノリ」と「横須賀秋谷・紋四郎のシラス佃煮」をのせて食べてみた。
素材が持つ風味が素晴らしく、塩も醤油も必要ない。
海苔の香りがたまらなく食欲をそそり、シンプルだけどこれがすごく旨いのだ。
球磨川産の青海苔は、球磨川河口で自生する天然の海苔を採取、自然乾燥させたもの。
川を守りたいと願う川漁師の方々が製造販売している。
売り上げの一部は、川辺川や球磨川を守る活動に使われることも、川好きな消費者のひとりとしては嬉しい。
お薦めです。
February 15
旧東海道沿いにある「餅甚 」。
最寄り駅は京急・平和島駅。
この店のきな粉と黒蜜を振りかけて食べる"あべ川餅"がとても美味しいので、旅先へ持参するお土産として利用させてもらっている。
February 16
羽田から那覇を経由し、宮古空港に到着。
のんびりと路線バスを乗り継ぎ、宮古島の北端に浮かぶ池間島を目指した。
半年ぶりの訪問。
Tシャツでも汗ばむほどの陽気がありがたい。
February 17
昨日の暖かさは「今年最高気温24.7度を記録し、4月中旬並の気温」と地元紙が報じていた。
今朝は天気が悪く、雨交じりの風で肌寒い。
昨日が特別で、日常に戻っただけかもしれないが、朝からなんだか損した気分だ。
先月は長期間天気が崩れ、漁師は1週間ぐらいしか海へ出られなかったらしい。
民宿勝連荘に投宿。
February 18
雨が止んだので、池間漁港へやってきた。
港には大人の拳くらいの石があちこちに積まれている。
この石は池間の伝統漁法「石巻き落とし漁」になくてはならないもので、餌を沈めるために使われる。
「石巻き落とし漁」の仕掛けは、一本の糸に針はひとつ。
棚まで餌を沈めた後は、ショックを与えて石を外す。
主な釣魚はグルクンやアカジンなど。
40年ほど前までは浜で拾ったサンゴ石を使っていたものの、法律で浜拾いが禁止されてからは、ほとんどの漁師が採石場から購入した石を使用しているという。
とてもシンプルな釣り方で、いまでも池間島の漁師の多くがこの漁法で魚を釣り上げている。
February 18
旅へ出たら、左や右を選ぶことはさほど重要なことじゃない。
などと格好いい文句を言いながら歩いていたら、突然雨が降り出した。
右の道を進んだおかげで宿までの道のりが遠回りになってしまい、全身ずぶ濡れ。
やっぱり道を選ぶことは重要かもしれないと思い直す。
February 18
January 2011-March 2011
