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1ヶ月ぶりに、月美荘へ足を運んだ。
ぼくの後に住む友人が2階をリノベーションしているので、今日はそのお手伝い。
壁と天井の一部が取り除かれ、驚くほど広がりを感じる空間に生まれ変わっている。
それと屋根も新しく葺き替えられ、これで悩みの種だった雨漏りが解決。

開け放った窓から入ってくる風が実に気持ちよく、路地を走り抜けていく自転車や学校帰りの子どもたちの話し声さえも心地いい。
まったく静かというわけではないけれど、“騒音”とは無縁の空間。
機会があったら、またここで暮らしたいな。

March 01

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昨夜遅く自宅を出発し、今朝は中央自動車道の双葉SAで目覚めた。
八ヶ岳の山並みを眺めながら、快適ドライブ。

March 02

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松本ICで高速を降り、松本市街へ向かった。
まず目指したのは、浅間温泉街にある共同浴場「仙気の湯」。

ここはぼくのお気に入り。
入浴料250円払って暖簾をくぐると、狭い浴室は満員御礼。
でも、慌てない。
番頭のおばちゃんと世間話をしながら、学生グループが出るのを待つことにした。
そのおかげもあってか、混雑していた浴場も最後はぼくひとりの貸し切り状態に。

湯船に浸ってゆっくり深呼吸していたら、花粉症でつまり気味の鼻がずいぶん楽になった。
温泉万歳。

March 02

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温泉で身体を清めた後は、松本市内を歩いて散歩。
途中、松本市美術館へも足を運び、昨年8月から開催中の特集展示「草間彌生 魂のおきどころ」を鑑賞。

特集展示では、この地で生まれた草間彌生氏の現在から若き日の作品が展示。
ものすごい集中力で描かれた緻密な作品を前にすると、こちらのエネルギーが吸い取られてしまう気がして仕方なかった。
癒しとは無縁の作品だと、ぼくは思う。
ひとつひとつの作品をじっくり眺めていたらあんまりにも疲れてしまったので、座り心地のよい椅子を探してしばらく休憩。

いやはや。改めて凄い人でした。

March 02

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松本駅前にあるホテルで目覚め、窓を開けるとまぶしい光。
天気がいいと、気持ちも自然と明るくなる。
さあ、新しい出会いを求めて、今日もがんばるぞ。

March 03

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松本市郊外に広がる田畑を巡り、素敵な人たちに話を伺った。
移動中はスピッツの「空も飛べるはず」をリピートで。

March 03

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昨夜、松本市から長野市へ移動。
空は厚い雲に覆われ、風に身体を晒すと芯から冷えてくる。

March 04

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長野市内の実家へ出産帰省中の友人に連絡をとると、無事に女の子が産まれたという。
なので知人と会った後に、赤ちゃんの顔を見に出掛けた。
2人の子どもを産んだ彼女は、すっかり母親の貫禄。
3才になる長女が何かと甘えん坊になって母親にまとわりついているのが、なんだかかわいい。
夕食をご馳走になり、今夜は気持ちまでもが幸せ気分に満たされた。

March 04

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東の空が明るくなると同時に帰宅。
少しだけ眠り、午後はパソコンへ向かってのデータ処理。
遅い昼食は、近くの「まいばすけっと」でみつけた冷凍蕎麦。
98円なのに、けっこう美味しかった。

March 05

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横浜で開催中の「ジャパン・ボートショー」へ出かけた。
会場の片隅に、伊江島に暮らすサバニ大工・下門さんが造舟されたサバニが展示されていた。
写真は『沖縄の舟・サバニ』を書かれた白石さん。
メジャーを取り出し、サバニの各サイズを計測していたのがとても印象的だった。

March 06

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手伝ったと言えるほど働いていないけれど、友人の引っ越し作業に参加。
少し前まで暮らしていた家ということもあり、雑巾駆けも違和感なく馴染んでしまう。
引っ越しお披露目の宴が、いまから楽しみだ。

March 07

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近くのスーパーで購入した牛肉に、塩とスパイスをすり込み、片栗粉をまぶした。
あとは冷蔵庫でしばらく寝かし、頃合いになったら食べるだけ。
気がかりなのは、塩を振りすぎたかもしれないということ。
でもまあ、多少塩辛くても不味くはないと開き直ろうっと。

March 08

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机に向かっての仕事が一段落したので、火鉢に炭をくべた。
紅い炭火がチロチロと瞬き、ときどき小さな音をたてて炭がはぜている。
じんわりとした暖かさが実に心地いい。

ちなみにぼくは琺瑯のバケツを火鉢として使っている。
取っ手があるため移動も簡単で、同じ素材の蓋は使わないときや火を消す際に重宝している。
部屋全体を暖めるほどの火力はないけれど、眺めていると心からリラックスできるのだ。

バケツに入っている灰は、薪ストーブを使っている知人からいただいたもの。
火箸を使い、炭をいじりながら飲むウイスキーほど旨いものはない。

March 09

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夜。雨がみぞれと成り、雪へとかわった。

March 09

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天気は徐々に回復し、午後には青空が広がった。
膨らんだ桜の芽が、まぶしい日差しに揺れていた。

March 10

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久しぶりに多摩川へ出かけた。
風は冷たいものの、雲ひとつない空の下にいるのは気持ちがいいもんだ。
なんて思っていたら、次第に涙目の鼻詰まり状態へ。
気持ちいいけれど、けっこう辛い。という一日だった。

March 11

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うっかり忘れ物をしてしまい…といった感じで、今日も多摩川へ。
風がないため、昨日よりも暖かい。
河原に腰を下ろして、休憩。
セグロセキレイが川面の上を飛び回り、ハッチしたばかりの虫をついばんでいる。
チチッ、チチッ、チチッ。
鳥たちの賑やかな会話を聴き、しばしうたた寝。

March 12

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カメラやレンズなどをデイパックに詰め込み、小学館のスタジオへ出かけた。
今日は大先輩の梅田さんに、ぼくの仕事道具を写してもらったのだ。
かっこいいライティングの下に並べられると、いつも使っている道具が渋く光り、自分のモノじゃないみたい。

この紹介記事は、来月10日に発売される「BE-PAL・5月号」に掲載。

March 13

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近所のスーパーへ出かけると、キュウリが3本128円だった。
特売の貼り紙につられ、買ってかえろうと思った。
どれを選ぶかは、お客の自由。ならば、太くて長いものを。
なんてことを考えながら眺めていたら、なんだかいつもと違う違和感。
どれもほとんど一緒で、個性排除の陳列。
で、優等生を選んでしまう自分。

March 14

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駅へと向かう途中、自宅近くの桜が咲いているのを発見。

March 15

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今日は都心で20度を超える陽気。
アロハとサンダルで外を歩く気持ちよさ。
午前中は友人宅でMacの画面共有について教えを請い、午後は知人を自宅に招待。
という、のんびりとした一日。

March 16

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いやはや。
朝からとても憂鬱な1日になってしまった。
慎重さが足りないというか、なんというか。
我ながら自分の軽はずみな行為に反省してしまう。
なんでバックアップをとらなかったのだろうかと、いま反省しても遅いけれど。
そのおかげで朝からパソコンに向き合い、日が暮れてしまった。

作業自体はまだまだかかるけれど、とりあえず一時中断。
これからやどかり号で出発だ。

March 17

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野辺山へ出かけた。
頭上に青空が広がっていたけれど、なんだか寒々とした天気だった。
目の前にそびえる八ヶ岳が、じきに雲のなかへ消え、雪が舞った。

冷たい風が塊となり、足下のフクジュソウを揺らしていた。
野辺山の桜は、五月の連休頃に梅と一緒に咲くという。

March 18

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March 19

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昨夜遅く自宅を出発し、今日は茨城県内で撮影仕事を行った。
その後、寄り道して今月11日に開港したばかりの茨城空港へ立ち寄ってみた。
事前に調べた発着便はソウル行きの一便のみで、すでに出発済み。
なので閑散していると思いきや、すごく賑わっていたので驚いてしまった。
駐車場も満車に近く、他県ナンバーが意外と多かった。
2階の売店や軽食コーナーは列ができ、どこも人で溢れていた。
唯一、人がいなかったのはカウンター内だけだったかもしれない。

March 20

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建物内の賑わいと対照的なのが、飛行機の姿が見えない滑走路。
広い空間だけがポッカリとある感じだ。
だけどこれも週末だけのことで、平日はF15などの自衛隊機が頻繁に離発着している。
管制塔も百里基地内にあり、民間機でも夜間時の離発着は自衛隊滑走路を使用するという。

茨城空港は自衛隊との共有空港というよりも、基地に民間機が降りられるようになった空港と呼ぶほうが近いかもしれない。
そのこともあり、展望デッキを取り囲むガラスが面白い。
展望デッキから滑走路を眺めると、正面と右方面は普通に見ることができるのだが、左方面は曇りガラスに変化して視界が遮られるのだ。
これは防衛省からの注文で、基地を見えなくする配慮だという。
だけどけっこう隙間もあって、見ようと思えば遠くにある基地を眺められた。

March 20

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未明には春の嵐が治まり、あたたかな一日がはじまった。

March 21

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山椒の植木を買った。
以前暮らしていた家には庭があり、四季折々で楽しめる植物を植えていた。
けれど長期出張が増えるに従って、庭が荒れることも珍しくはなかった。
植木が伸び、雑草が覆う庭を見るのは、心苦しかった。
そのこともあり、いまの家には土がない。

でも、土のない家に暮らして初めてわかったのだ。
やっぱり何か物足りない。
ぼくは花や土の匂いを嗅ぐのが好きなんだと。
なんて。
単純に緑が恋しくなったのかもしれないけれど。

March 22

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Apretureのライブラリ作成作業はまったく終わりそうもないけれど、いったん休憩。
気晴らしにSnowLeopardのインストールを2台のMacへ行った。
こちらはなんの問題もなく終了。
その後、iChatの設定を行い、ネットで画面共有をできるようにした。
これで旅先から自宅のMacを操作できるようになり、突然の写真注文にも対応することが可能になった。
いまさら感もあるけれど、ちょっと嬉しい。
もう無駄に家へと帰る必要がなくなったのだ。
ますます“家出”に拍車がかかるかも…。

March 23

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都区内のJRが一日乗り放題となる「都区内パス(730円)」を購入し、都心を行ったり来たり。
車窓越しに流れる景色を眺め、ほころびはじめた桜を探し見つけては、ひとり胸躍らせた。
外は雨が降り、薄着で出てきたことを後悔したりもしたけれど、この時期の車窓は見ているだけで楽しいな。

March 24

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野暮用で冷たい雨のなかを出かけることになった。
やれやれ。

March 25

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昼間、やどかりBarに来客あり。
最近はリノベーションのアドバイスをすることをやたら多くなってきた。
わが家へやってこられる目的も、ほとんどがリノベーションの相談だったりするのだ。
それを面白がってしまうので、別に大歓迎なのだが。
リノベーションアドバイザー、またはインテリアコーディネーターを名乗ろうかな。

ほうれん草と塩豚のクリームパスタをご用意。

March 26

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March 27

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午前中。サッカーの練習へ向かうらしい自転車集団と、買い物途中に遭遇。
道幅が狭く、人数も多かったこともあり、しばらくは彼らの後ろをゆっくりとついていった。
で、彼らの会話をなんとはなしに聞いていたのだが、おれらの子どものときとほとんど変わらぬ内容で笑ってしまった。

March 28

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昨夜は東名・美合PAにて就寝。
目覚めると、目の前の道が事故渋滞。
岡崎ICまでのわずかな距離をノロノロと進み、なんとか約束の時間前に目的地へ到着。

March 29

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桜まんかい。風に舞う花びら。

March 29

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昨日は取材撮影後、友人宅を訪ね、楽しい時間を過ごした。
そのまま彼らの駐車場に車を停め、幸せ気分のまま就寝。
スーパー銭湯に浸り、赤ちゃんと触れ合い、ほんとリラックスできた。
美味しい朝食までいただき、本当にありがとう〜。

March 30

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今日は自宅へ戻るだけなんだけど、寄り道し過ぎて、なかなか前に進まない。
旧街道沿いに車を走らせ、桜を見つけるたびに足が止まってしまうのだ。

March 30

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桜が見事な音羽川に、網を手にした子どもたちの笑い声が響いていた。

March 30

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砂丘の文字に惹かれて、浜松市の南に広がる中田島砂丘へ。
想像していたよりも波打ち際が近く、砂丘というよりも砂浜といった感じ。
ダム完成後の弊害に海岸浸食が指摘されているけれど、天竜川にいくつものダムができる以前は、今と比べものにならないくらいの“砂丘”だったんだろうな。

March 30

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昨夜遅く帰宅。今朝は朝から千葉某所で撮影。

March 31


February 2010-April 2010