空は晴れているものの、風はけっこう強く、肌寒い一日だった。
Tシャツだけでは冷えるので、トレーナーを着て外出。
向かった先は、沖縄県立博物館・美術館。
建物の外観は、まるで未来少年コナンにでも登場しそうな要塞みたい。
ちょうど石川文洋氏の写真展『戦争と人間』が開催されていたので、美術館へ入館。
展示作品はすべてベトナム戦争中に、石川氏が撮影取材したもの。
会場で写真を眺めていた高齢の男性が、会場の片隅に座る女性に「どの写真にも人を殺す道具が写っているな」と話しかけていたのがとても印象に残っている。
April 01
今日から数日、ひとり旅。
折り畳みカヤックを手荷物コンテナに預け、フェリーに乗船。
向かう先は久米島。
朝8時半。定時の汽笛を鳴らし、ぼくを乗せたフェリーは泊港を離れ、久米島へ向かった。
April 02
フェリーは途中、渡名喜島へ寄港。
手すりに寄りかかって堤防を眺めていると、なにやら横断幕が広がりだした。
子どもたちが広げた幕には「ようこそ渡名喜島へ!これから共に頑張っていきましょう」の文字。
どうやら誰かを歓迎するために、集まっているらしい。
その後、背広を着た若い男性が子どもたちに近づき、簡単な式のようなものが港の片隅で始まった。
たぶん赴任してきた先生なんだろうな。
声はさすがにこちらまで届かず、なにをしゃべっているのかは聞き取れず。
そんな様子をぼんやり見ていたら、フェリーは岸壁を離れ、久米島へ向かって走り出した。
April 02
フェリーは時刻通りに久米島着。
その後、港前の停留所からバスに乗り込み、とりあえず西奥武島に近い場所へと向かった。
April 02
バスの運転手さんが気を利かせてくれて、西奥武島へ渡る橋の手前で降ろしてくれた。
高まる期待。
折り畳みカヤックを詰め込んだザックを背負い、橋の入口に着いたものの、たもとはコンクリートが切り立っており、カヤックを漕ぎ出すのは無理と判断。
仕方なく来た道を引き返し、バスが去った方向へ歩くと、小さなマリーナを発見。
最初からこちらに向かって歩くべきだったと、事前調べがおろそかだったことを反省。
カヤックを組み立て、水を補給。
15時半。声を掛けてきた地元の漁師に断りを入れ、スロープから海へと漕ぎ出した。
April 02
この日は風速6メートル弱の東の風。
向かい風のなか約1時間半漕いだところで、はての浜東端に到着。
上がりやすいところを見つけ、誰もいない浜へ17時15分上陸。
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April 02
上陸後、サビついて崩れた立標の隣にタープを張った。
今夜からしばらくここに滞在するつもりだ。
April 02
昼間は本を読んだり、写真を撮るために歩き回ったり、コーヒーを飲むために焚火を起こしたりして過ごした。
基本的に“やらねばならないこと”がないため、時間はたっぷりとあるのだが、お湯を手に入れるたびに流木を集めたりと、浜で寝そべってばかりいたわけではないのである。
April 03
太陽が顔をのぞかせたので、ソーラーチャージャーを取り出して携帯電話を充電した。
これさえあれば、電気のない浜でも安心。
April 04
雲のあいだから徐々に青空が広がり、久しぶりに太陽が顔を出した。
風もそれまでの北風から南風とかわり、気温も上昇。
肌を焼く日差しが心地いい。
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April 04
綺麗な夕日が空に広がった。
天候が急変しやすいこの時期のことを沖縄では「ニンカジカジマーイ(二月風廻い)」と呼んでいる。
西から急激に発達した低気圧が近づくことで、短い時間で風向きが360度ぐるりと変わるのだ。
また低気圧の通過に伴い、突風が吹くことも珍しくはなく、海上が大荒れになることも注意しなければいけない。
実際、風向きは徐々に西よりへと変わり、天気は下り坂。
明日は朝イチで行動し、天候が大きく崩れる前に久米島へ引き上げるつもりだ。
April 04
まわりを海に囲まれた無人の浜で4日ほどキャンプし、夕方那覇へ戻ってきた。
春休みシーズンということもあり、誰かしら来るだろうと思ったものの、最後までやってくる人はおらず。
おかげで広い空間をひとりで占有させてもらい、3日目からは産まれたままの姿で焚火をし、浜をうろつき、魅惑的な開放感を味わうことができた。
服を身にまとわず、ストーブも持たない。
プチ原始的なキャンプは、いまのぼくにとってとても新鮮で新しい。
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April 05
再び路線バスに乗って、那覇から名護へ移動。
April 06
スーパーで弁当を購入し、近くの名護博物館で昼食をとった。
玄関脇に植えられたブーゲンビリアが3階の屋上まで届き、見事な花を咲かしていた。
根元近くに掲げられた説明板によると、1964年に植樹され、台風で倒木したこともあったという。
なんでもない普通の弁当が、ことのほか美味しく感じた。
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April 07
April 08
南国居候生活最終日。
泊港を一望できる某所で目覚め、ぼんやりと海を眺めている。
久米島へ向うフェリーが汽笛を鳴らし、港の外へ。
初夏を感じる爽やかな風。
街の喧騒もどこか耳に心地いい。
夜には自宅にいるかと思うと、なんだか不思議な気分がする。
すっかりこちらの空気に馴染んでしまったみたいだ。
April 09
午前中、某編集部の方が来宅し、自宅で打ち合わせ。
親しくさせていただいているルポライター氏に紹介されたことを伺い、ただただ感謝。
編集の方を見送った後は、自転車に股がって近所を流れる石神井川へ。
お目当ての桜並木はすっかりピークを過ぎていたけれど、風が吹くたびに空を舞う花びらを飽きずに眺め、東京の春を楽しんだ。
桜色に染まっていく川面。
負け惜しみではなく、桜は盛りが過ぎたころが美しいと思う。
さて、ぼくはこれから福島県の郡山へ。
明日は山形へ移動し、明後日の眠る場所は三重県の鳥羽。
各地方で見かけるだろう桜が、いまからとても楽しみだ。
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April 10
山形県南部を流れる最上川上流部へ出かけた。
雪が残る板谷峠を越えて福島から山形へ入ると、それまで咲いていた桜の花が姿を消し、かわってコブシの花が現れ始めた。
土手にはフキノトウやツクシが顔をのぞかせ、遅いながらも春の訪れを実感。
April 11
早朝、自宅を出発。
東京駅からのぞみに乗り、名古屋駅で近鉄特急に乗り換えた。
木曽川を渡った後、車窓から長良川を眺めた。
April 12
伊勢神宮内宮の参道、五十鈴川沿いに続くおはらい町通りを歩いた。
晴天の日曜日とあって、参道に面したお店はどこもすごいにぎわい。
早めの昼食をとることにし、参道の途中にあるおかげ横町で伊勢うどんを食べることにした。
江戸時代から「生きているうちに食わなければ、死んで閻魔に叱られる」と言い囃されるほど、“伊勢うどん”は伊勢参りの人たちに人気だったいう。
長い列を並び、やっと食べることのできた「ふくすけ」の伊勢うどん(450円)。
濃い醤油味の汁に太い麺をからませて、いただく。
汁はただ濃いだけでなく鰹節の出汁がちゃんと効いていて、麺も餅のような粘りがあり、これまで食べてきた伊勢うどんとはまったく別物の美味しさだった。
うーん。
いままで食べてきた“伊勢うどん”は、いったい何だったのだろう。
April 12
伊勢市へはこれまで何度か来たけれど、この日初めて伊勢神宮へ足を運んだ。
五十鈴川を渡り、伊勢神宮内宮境内へと進む。
橋の欄干に寄りかかり、カジカガエルの鳴き声を堪能。
建物もさることながら、境内に広がる森が素晴らしい。
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April 12
伊勢市から鳥羽へ移動し、パールラインを使って志摩へ向かった。
途中、展望台を見かけるたびに車を止め、眼下に広がる風景を楽しんだ。
昨日に続いて空は晴れ渡り、まさにドライブ日和。
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April 13
夕方、志摩半島の西端に到着。
見晴らしのよい金比羅山に登り、熊野灘から英虞湾の眺めを楽しんだ。
色とりどりの春の森。ウグイスのさえずりに耳を傾けた。
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April 13
志摩から鳥羽へ移動し、志摩半島で最も海女さんが多い地域として知られている相差町へ立ち寄った。
現役の海女さんに話を伺い、最後に手作りのウニ飯をいただいた。心がほっとする美味さ。
お洒落なレストランで食べる料理もいいけれど、ぼくはやっぱりこっちのほうが落ち着くなぁ。
April 14
鳥羽から名古屋へ移動し、東海道新幹線「のぞみ・N700系」に乗車。
早速、この間始まったばかりの車内無線LANサービスに接続してみた。
スピード計測してみると最高1Mを越えることもあるものの、だいぶばらつきがあって300Kということもあった。
それでも時速200kmを超える新幹線車内で常時無線LANが使えるなんて、すごい時代になったもんだなぁ。
ネットで遊んでいたら、まもなく品川駅に到着とのアナウンス。
パソコンを仕舞い、初めて窓の外へ目を向けた。
April 14
早朝、羽田から福岡へ向かった。
眼下に眺める木曽三川。
空の上からも長良川をふさぐ河口堰がよく見えた。
April 15
天気が良かったので「パタゴニア福岡」のある大名まで、空港から歩いて向かった。
風と日差しが心地よく、あちこち寄り道をしながら2時間ほどかけて到着。
早速、お店の入口脇に掲げられた川ガキ写真をはじめ、3階のキッズフロアに設けられた写真展示を見てまわる。
企画してくれたことはもちろんのこと、展示準備をしてくれたスタッフに感謝。
店内での開催とあって写真枚数はけっして多いほうではないけれど、川で遊ぶ楽しさや川ガキの魅力が伝わる展示を心がけたつもりです。
夜は店内にスライドを投影し、九州に生息する川ガキ話を中心にトークショウ。
遅い時間にも関わらず、参加していただいたすべての方たちに感謝いたします。
今夏、ぜひ川へお出かけください。
そして童心にかえり、川へ飛び込み、魚を追い、川ガキになられることを期待しています。
写真展示は今月30日まで。
観覧は無料ですので、お近くに来られたときはぜひのぞいていってくださいませ。
April 15
中州に近いホテルに泊まり、チェックアウト直前になって起床。
おかげでたまっていた疲労が少し取れ、楽になった。
お昼ごろ、散歩を兼ねて“アクロス山”へ出かけ、のんびり登山。
植生された草木を観察しつつ、ゆっくりと階段を上る。
屋上は閉鎖されていたので、あいにく頂上は踏めなかったけれど、都会の緑を堪能することはできた。
このビルだけでなく、見渡す限りの建物が緑をまとい、鳥や虫を有していたら、面白い魅力的な街になるのになぁ。
April 16
夕方まで大名周辺をぶらつき、店舗に改築された元住宅建物を見てまわった。
お金をかけずに上手にリノベーションされている店舗もあり、大いに刺激を受けた。
今週末の18.19日に東京・代々木公園イベント広場で開催される「アースデイ東京」。
会場中央に位置する本部テントのすぐ隣にて、川ガキのミニ写真展を開催します。
また、土曜日(18日)の午後2時より、コンサベーション・アライアンス・ジャパンが企画するアウトドアビレッジのトークテントにて、約1時間ほど川ガキのスライドトークを行います。
入場は無料ですので、ぜひ今週末は代々木公園へ。
ぼくは両日とも会場にいる予定です。
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April 16
今日は朝から都内を駆け回り、午後からは明日から始まる「アースデイ東京」の搬入設営作業を行った。
ぜひ、今週末は代々木公園へ。
April 17
東京・代々木公園でのアースデイ初日。
昨夜から断続的に降っていた雨も明け方にはすっかり上がり、午後からは日差しが心地いいイベント日和となった。
そのおかげもあって、会場は朝からどこもすごいにぎわい。
川ガキの写真などを飾る<Free to Flowエリア>も、販売型ブースほどのにぎわいはないものの、立ち寄ってくれる人たちが後を絶たず、初めてお会いする方たちとの会話を楽しむことができた。
こういった一期一会的な場も、刺激があって面白かった。
スライドトークも、時間内に無事終了。
熱心に聞いていただき、本当にありがとうございます。
駆け足ながらも、“川ガキ”の魅力がほんの少しでも伝われば幸いです。
明日も会場にいますので、もし良かったら遊びに来てください。
April 18
朝8時ごろにアースデイ東京の会場へ出かけ、イベントが始まる前の会場を散歩した。
主催者発表によると、昨日の来場者数は6万5千人だとのこと。
9時を過ぎると各ブースが続々と開き始め、あちこちで交わされる挨拶とともにアースデイ2日目が始まった。
今日は朝から汗ばむほどの陽気で、橋からぶら下げた川ガキ写真も気持ちよさそうに風に舞い、来場者の目を楽しませていたと思う。
というのは作者本人だけの思い込みで、意外と気づかれずにいたみたい。
でもまあこれもお祭りの一環なので、気にしない気にしない。
本人はいたって満足だったのだから。
そしてイベントを締めくくるべく、ステージの上に登場したのは喜納昌吉&CHAMPLOOSE。
さすがは沖縄が生んだエンターテイナー。
会場は大いに盛り上がり、今年のアースデイ東京を最後まで楽しむことができた。
ぼくが今回、川ガキ写真展を行ったのは、パタゴニア日本支社の環境キャンペーンブースである「フリー・トゥ・フロー」エリア。
このエリアではぼく以外にも、全国のダム問題等の連絡組織である「水源開発問題全国連絡会」や九州を流れる川辺川に関わる「川辺川・東京の会」などの他、たくさんの河川問題に関わる団体がブースを出していた。
この国には水問題だけを取り上げても、まだまだ解決しなければいけない問題が山積みであることに改めて気づかされた2日間だった。
「フリー・トゥ・フロー」エリアの皆様、アースデイ東京の関係者の皆様、そして川ガキの写真を観ていただいたすべての方たちに感謝申し上げます。
素敵な場をいただき、どうもありがとうございました。
April 19
たまった汚れ物を洗濯機に放り込み、部屋を掃除し、台所で料理を作り、久しぶりに自宅で終日過ごした。
April 20
どんよりとした空模様。
依頼された原稿を書き上げた後、沖縄から東京に戻って初めてとなるエーク制作の続きに取りかかった。
ところが途中で雨が降り出し、作業は中断。
天気が恨めしいけれど、焦ることはない。
一生使うことになるかもしれない道具だけに、じっくり丁寧に作ろうと思う。
April 21
April 22
自転車で銀座へ出かけた帰り道。
隅田川を渡って押上へ寄り道し、2012年に開業を予定している「東京スカイツリー」の建設現場を見物。
April 23
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April 23
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April 23
夜。押し入れから久しぶりにミシンを取り出し、裁縫を楽しんだ。
夢中になりすぎて、気づくと日付を超えそうな時間。
頭にイメージしたモノをカタチにする作業って、なんて楽しんだろう。
April 24
強い雨が降るなか、神保町へ出かけてシンポジウムの裏方を手伝った。
ダム等の公共事業問題に取り組む団体だけでなく、全国各地から干潟や森林、道路問題などに関わる団体が共通の問題意識を持って集まったのは画期的。
各地からの報告を聴くたびに、それぞれが抱える問題の深刻さにため息が出てしまう。
松尾芭蕉が奥の細道で綴った句に「国破れて山河あり 城春にして草青みたり」というのがあるけれど、このまま放っておくと「財政破綻した上に残るべき自然もない」という状況になってもおかしくはない。
ちょっと前までは「政治と深く関わるつもりはない」と言っていたけれど、今はもうそんなことは言ってられない。
以下はそのシンポジウムの記事。
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共同通信より
「ムダな公共事業の徹底見直しを実現する全国大会」(水源開発問題全国連絡会など主催)が25日、約180人が参加して東京都内で開かれ、衆院解散・総選挙では各政党や候補者が、公共事業の見直しを重点公約に掲げるよう求める宣言を採択した。
宣言はさらに政党などに対し、公共事業を(1)聖域なく情報を公開する(2)住民参加を徹底する(3)見直し中の工事を凍結する−の3原則でチェックするよう提言している。
大会では、近畿地方整備局の諮問機関「淀川水系流域委員会」の委員を務めた千代延明憲さんが、大戸川ダム(大津市)の建設を凍結するとしながら整備計画に建設を盛り込んだ整備局の対応を批判、「今は反対している地元の知事らが代われば、いつでも復活しかねない」と指摘した。
沖縄県沖縄市の泡瀬干潟の人工島造成事業に対して公金支出の差し止めを命じた地裁判決などに行政側が従っていないことも報告され、湿地保護活動をしている団体は「止まらない公共事業から止まる公共事業に」と訴えた。
大会には民主党の菅直人代表代行、社民党の福島瑞穂党首ら野党4党の代表者らが出席。菅氏は「政権交代を果たし、公共事業の抜本的な見直しにつなげたい」と訴えた。
April 25
前線が通り過ぎ、都内は朝から素晴らしい青空が広がった。
中断していたエーク作りの続きを行い、昼過ぎにはとりあえず完成。
全体に塗り込んだ塗料が乾くのを待って握ってみると、とても手に馴染みいい感じ。
素振りを何度か行い、気分だけは海原の上。
YouTubeにアップされた昨夏のサバニ旅を眺めながら、イメージトレーニングに励もうっと。
あ〜あ、夏が待ち遠しい…
April 26
April 27
April 28
成田へ出かけ、「プルーフ」の水元さんから完成したばかりの水中ハウジングを受け取った。
水元さんに制作依頼するのは、今回で3回目。
最初はNikon・F4に合うハウジングを制作していただき、次はメーカーを変えてCanon・1v。
そして今回お願いしたのは、ぼくにとって初となるデジタル一眼ハウジング・Canon・5DMark2用だ。
ただし前回と同じく水際での使用がメインとなるため、可能な限り軽量で握りやすくと注文。
完成までの間に何度か工房へ足を運び、シャッターレバーの形やダイヤルの大きさ、各パーツの位置について、直接こちらの要望を伝え、それらすべてが反映されていたのには感動モノ。
受け取ったハウジングは、ぼくの想像を上回る完成度だったのだ。
既製品ではなく、完全な手作りだからできるサービスともいえるけれど、面倒な客の要望をちゃんと受け止めてくれた水元さんにただただ感謝。
これでまた新しい世界へ一歩踏み込めるかもしれない。
夏がとても待ち遠しい。
April 29
April 30
March 2009-May 2009