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昨夜は宮島のキャンプ場にてテント泊。
心配していた雨も降らず、思っていた以上に快適に過ごすことができた。

今朝は6時過ぎに起床し、ロープウェイが動き出す前から行動開始。
フェリー乗り場のコインロッカーにテントや寝袋等を預け、紅葉谷ルートを登って弥山を目指す。

ところがしばらくすると、どうも身体がおかしい。
汗は噴き出し、足は重く、前を歩くTさんとどんどん離れていってしまう始末。
運動不足だとは認識していたけれど、これほどまでに体力が落ちていたなんて。

計画通りに歩くことができるのか真剣に考え込んでしまうほど、登りになるとガクンとペースダウン。
いまさら体力不足を後悔しても遅いけど、おおいに反省したのはたしか。

弥山から奥之院へ進み、ひとの手が入っていない原生林を歩くこと、約5時間。
なんとか予定時間内に島の反対側にある青海苔浦へ到着。
嫌でも自分と向き合うことになった宮島縦走。
ルートはたいしたことないんだけど、いやはや自分の未熟さを思い知った。
これを機に鍛え直さないと。

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February 01

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宮島縦走も無事に終わり、Tさんとは広島駅で解散。
その後、京都駅で新幹線を下車し、今度は「川の学校」のスタッフたちの飲み会に合流。
河原では落ち着いて話す機会が少なかったので、みんなの近況や仕事のことなどをゆっくり聞くことができて、新たな一面を見ることができた。

若いって、いいなぁ。と、思ってしまう時点で、もうぼくは若くはないのかな。
なんてことを今春社会人一年生となるスタッフの四畳半アパートで、いつもよりも酔いのまわりが早い頭で考えてしまったり。

ポン、おけいはん、クーチン、そしてタクヤ、楽しい時間をありがとう。

February 02

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昨年からアルカリ電池のかわりに、三洋電機の「エネループ」を使用している。
カメラ関係はもちろんのこと、ヘッドライトや旅先での携帯充電など、意外と電池を使う頻度が高く、これまでは安売りのアルカリ電池を大量購入しては捨ててきていた。

それが充電式の電池であるエネループを使用してからは、電池を捨てることが少なくなり、近所の電池廃棄箱へ足を運ぶ回数もぐんと減った。
電池を捨てる面倒に比べれば、充電する手間は微々たるもの。
それにモノを捨てるという罪悪感から解放されたのは、気分的に悪くはない。

それからは電池を必要とするモノを買うときは、単三電池使用(いまのところ単三形エネループしか持っていないので)のモノをまず先にチェックするようにもなった。
とくに最近だと「単三電池を使用するコンパクトな完全防水ライト」が欲しくて探しているのだが、なかなか気に入るものが見つからない…。
これがあれば日常生活だけでなく、キャンプ時も便利だと思うし、ソーラー充電さえあれば無人島で電池が切れても安心だと思うのだ。

が、エネループの「よくある質問」欄を最近になって読み、ちょっとビックリ。
これはエネループを使用する上で、かなり大切なことかもしれないので、以下に引用をしておく。
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Q09 水中ライトなどでは使えない?

eneloopを水中ライトなどの気密構造の機器でのご使用はお止めください。
こうした機器は放電をストップする機能が付いておらず、電池を2個以上便われる場合、電池が過放電になる可能性があり、その場合、電池内部から水素を含んだガスが発生する可能性があります。
ご便用の機器が気密構造でガスが拡散しない状態であれば、内部にガスがたまり、もし、スイッチの火花などのなんらかの着火源があれば、破裂・発火の恐れもあります。
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ということで、完全防水のライトにエネループを使用することはやめたほうがいいみたいだ。
うーん、残念。

February 03

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日暮里へ出かけ、久しぶりに繊維問屋街のお店をのぞいてまわった。
面白い布を見つけるたびに創作意欲が刺激され、これがなかなか面白い。

この日一番の収穫は、欲しかった製品の製造販売元がわかったこと。
ずいぶん前に新宿の東急ハンズで初めて見つけて以来、ある事情からその販売元がすごく気になっていたのだ。
東急ハンズの売り場スタッフに尋ねても、あいだに問屋がいるとかでわからないの一点張り。
そんな落ち着かない日々も、今日でサヨナラ。

帰宅後、早速ネットでチェックすると、これまでどうしても探しきれなかったお目当ての会社のWEBを発見。
あー、スッキリした。

February 04



自転車で納品へ出かけた帰り道、気になる樹木をみつけた。
花や樹肌の感じは桜そのものなんだけど、桜にしては花柄が短いし、桜よりも開花が早いとされる桃の花なのだろうか。
でも桃にしては花びらの色が薄いし、花の付き方が少ないような気もする。
ちなみに近くで花を咲かせているのは、この一本だけ。

個人的には“もう春なんだ”と思いたいから、桜であって欲しいなぁ。

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February 05



いまごろになって、昨年のことを振り返っている。
良いことがあれば、面白くない出来事もあったけれど、総じて悪くない年だったと思う。
反省することは大切だけれど、失敗をいつまでも嘆いていては、そこから先へは進めない。
世の中を見渡すと人ごととは思えない暗いニュースが多いけれど、こんなときだからこそ前を向いて歩きたい。

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February 06

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雲ひとつない晴天、今年になって初めて“なんちゃり”現場へ出かけた。
ここへ足を運ぶのは、ほんと数ヶ月ぶりぐらい。
忘れていたわけじゃなかったけれど、壁にぶち当たってからずっと放置していた。

しかし年を越え、さすがにこのまま放っておくわけにはいかないと、エイっと気合いを入れて現場到着。

まずは玄関脇に植えられた「ナンテン」を取り除く作業に取りかかった。
新たに下水管を繋ぎ直すには、このナンテンが邪魔で、どうしても掘り起こさなければいけないのだ。
ずっと懸案事項だったこの作業は、かなりの困難が予想され、やる前からすっかり弱気。

しかし、やるときにやらなければ、いつまでも前には進めない。
勢いだけで掘り進み、ナンテンとまさに格闘といった感じ。

いったい樹齢何年なんだろう。
地面深くまで伸びた太い根は、基礎の下をかいくぐり、なんと家のなかにも葉を茂らしているのだ。

ときにチェーンソーを使い、ときに芋を掘る要領で力任せに引っ張り、少しづつ根を取り除いていく。
そして作業開始から3時間後、メインの根を取り除くことができた。
まだ宝物を掘り当てた経験がないけれど、たぶん宝物を手にしたらこの日と同じように「やったー」と声を上げてしまうと思う。

これでやっと次のステージへ進むことができる。
だれど、先はまだまだ長いなぁ。やれやれ。

February 07



柳を見上げると、芽吹いたばかりの若葉が風に舞っていた。
季節は少しづつ春へ近づいているんだなぁ。

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February 08



両手をポケットに突っ込み、背を丸めて歩く。
昨日のあたたかさが夢みたいだ。

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February 09

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昨夜夜更かししたため、今朝の起床は10時近く。
だらしないな、まったく。

ぼんやりとした頭でお湯を沸かし、ドリップでコーヒーをいれる。
ストーブを灯し、パソコンの電源を入れ、暖かくなった部屋でネットニュースをみてまわる。
マヨネーズをつけた食パンをかじり、頬杖をつく。

昼過ぎ、炊きたてのお米でお握りをふたつ作り、自転車に跨って池袋へ向かった。
外は気後れするほど眩しく、世界一高い清掃工場の煙突が青空に白線を描いていた。

自転車を線路沿いの違法駐車自転車群に紛らせ、「新文芸坐」へ。
今日から12日まで、観たいと思っていた昨年公開の映画が嬉しいことに2本立て。
ひとつは橋口亮輔監督作「ぐるりのこと。」。
もう一本は、昨夏話題になった阪本順治監督作「闇の子供たち」。
どちらかというとお目当ては、タイ国内の児童買春や人身売買をテーマに扱った後者の映画。

まずはリリー・フランキーが法廷画家(カナオ役)を演じる「ぐるりのこと。」から観る。
頼りなさそうなカナオを支える妻・翔子役を演じた木村多江は、今年度のブルーリボン主演女優賞を受賞。
リリー・フランキーも、今作でブルーリボン新人賞を受賞。まさに適役。
ともに映画初出演だというのに、何気ない会話のシーンから感情が溢れ出る場面に至るまで、ふたりの演技に魅了された。
主演女優賞はうなずける。

途中ハラハラした場面はあったけれど、安心して観ていられる映画だった。
他人の内面は、信じ愛し合った人だけでなく、たとえ親兄弟であっても、本当のところはわからない。
わからないという前提があるからこそ、わかろうと努力し、考え理解し、相手を思いやることができる。
わかったふりをするのは相手のためにはならず、結局それは逃げているのと同じこと。
といったことを感じた映画。

物語は10年に渡る夫婦の葛藤や絆を描いているのだけれども、主役が法廷画家ということもあって、劇中では裁判の様子が頻繁に登場する。
その中身は名前こそ違うものの、どれもが実際に起こった犯罪ばかり。
宮崎勤による連続幼女誘拐殺人やオウム真理教の地下鉄サリン事件、文京区で起きたお受験事件といわれる幼女殺人や小学校での無差別殺傷事件等々。
引き続き鑑賞した「闇の子供たち」に登場する児童の境遇に比べれば、日本の子どもは恵まれているかもしれないけれど、命を奪う権利は誰にもない。

Akeboshiが歌う主題歌「Peruna」が流れ、エンドクレジット。
映画の内容にあった、明るい希望を感じさせる歌声。

映画を見終わった後は、些細な季節の移り変わりに感動し、人を好きになり、人とつながっていたいという気持ちが沸いた。
そして単純かもしれないけれど、久しぶりにぼくも絵を描きたくもなった。
期待した以上の内容。

約15分の休憩。お握りをパクつく。

再び劇場内が暗くなり、心臓の鼓動が耳を打つ。
作家・梁石日の同名小説が原作となっている「闇の子供たち」は、あくまでもフィクションの世界ということになっている。
と思って観ているにもかかわらず、リアリティーのあるショッキングな映像が続き、胸が痛みっぱなしだった。

幼いながらも命令を拒むことは死につながると理解し、自分の意志に関係なく家畜にように外国人の相手をさせられる子どもたち。
監禁部屋に閉じ込められる日々。
エイズを発病して衰弱した者は、ゴミ袋に入れられゴミ収集車に捨てられていく。

生きている児童から臓器を摘出する話は、実際に確認されていない作り話だという。
だが、それ以外の子どもたちを取り巻く社会は、映画とさほど変わらない。

この映画を観る前は、前評判からかなりの涙を流すかもしれないと正直思った。
しかし実際は、最近涙腺がゆるみがちになっているにもかかわらず、一滴の涙も落ちなかった。
彼らの境遇に同情し、涙を流させる隙がまったくなかったのだ。

同情を誘うようなお涙頂戴の作りではなく、知ることの大切さを訴えかけてくる映画。
この映画に登場する子どもたちは“特別な存在”なのではなく、「東京から地図でたった20cmのところ」にいるふつうの子どもたちなのだ。

映画は解決策を提示することなく、答えのないままエンドクレジットを迎える。
このとき流れる曲は、桑田佳祐が歌う主題歌「現代東京奇譚」。
歌詞の内容も、曲の雰囲気も、違和感を感じずにはいられなかった。

ネオンを映した夜空に煙突が突き刺さり、満月が浮かぶ。
今夜もまた、この空につながる先のことを考える。

February 10



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February 11



自転車に跨り、有楽町へ。
途中、皇居前にて満開の河津桜に出会った。
まぶしい空に舞う、春の匂い。

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February 12



春一番の風のなか、東京を海から眺めた。
普段見慣れた光景も、視点を変えると全く別のものに見えることがある。

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February 13



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February 14



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February 14

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February 15

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新宿東口にあるギャラリー「コニカミノルタプラザ」で開催中の写真展『Shiro to Kuro にほんのかけら』へ出かけ、久しぶりに竹谷さんと再開。

展示してある作品は約45点ほど。
すべての写真がコダックのモノクロフィルム・T-MAXで撮られたもので、展示作品は作者自身が暗室でプリントしたもの。

写真の技術もさることながら、プリント技術の巧さに唸りつつ、改めてモノクロ写真の素晴らしさを痛感。
それもパソコンで加工し、モノクロで出力したプリントではなく、粒子がにじむ自家プリントの魅力を再発見した感じ。
いいなぁ。モノクロって。

実り多い一日。

February 16

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February 17

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ネットで建設機器のレンタルショップを探し、ハンマードリルを借りてきた。
値段はレンタル料と新品ノミをあわせて、7,000円弱。

実際に使用するのは1日だけれど、上記レンタル料は3日分の金額。
1日で返却しても、3日分のレンタル料が掛かるのだという。
さすがにこれはヤフオクで落札する気にはならなかったので、素直に借りることにした。

February 18

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朝から「なんちゃり」現場へ出かけた。
まずは昨日借りたハンマードリルで基礎の一部をはつり、その後は床下の整地作業。
整地し終わった床下に、セメントを均等に投入。
スコップを使って土とセメントを混ぜあわせ、最後に水を蒔いて終了。
終わってみると、けっこうな重労働。

これで地面と床下との間に薄いセメントの膜ができることになり、なんとなくいつも湿っぽい感じがする地面の影響をいくぶんかは軽減できるのではないかと思っている。

February 19

February 20

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February 21

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一昨年から怪しいとは思っていたんだけど、今年も来てしまったみたい。
これまでアレルギーの類とは、まったく無縁だったのに…。
目がかゆくて、鼻がぐずぐず。
今朝は息苦しくて目が覚めてしまったほど。
まだ軽い症状だけど、気が重いなぁ。
春は歓迎なんだけど。

February 22



低気圧が東海上へ遠ざかり、徐々に雲が薄くなっていった。
夕方にはすっかり晴れ渡り、綺麗な夕焼けが広がった。

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February 23

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本日、2008年度の確定申告を提出。
申告を終えて外へ出ると、冷たい雨が降り出していた。
帰り道、商店街でビールと牛のタタキを購入。
自宅でサラダと野菜スープをつくり、夜はひとりお疲れ会。

February 24

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February 25

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東京の空に雪が舞った。

February 27



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February 28


January 2009-March 2009