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天気予報通り、未明から関東地方でも雪が降り続いた。
相変わらず昼の首都圏NHKニュースでは、雪による転倒事故件数をトップで紹介していた。
○県は何人、×県は何人という具合に。
雪で滑り、転倒。最悪の場合は、骨折。
その当事者となり、怪我をされた方々には、本当にお気の毒としかいいようがない。
同情します。
でも、それはあくまでも自分の不注意での転倒であり、限られたニュース枠で扱うべきことだろうか。
と、いつもこのニュースに触れるたびに思う。

March 04

職について考えた夜

ネット上のひとつの形態である「Blog」というのを知って、ずいぶん経つ。
ぼく自身のサイトデビューは、2001年5月。
それから何度かのサイトリニューアルを経て、先月思うところあってサイト構成を全面的にBlogへと作り替えた。
気に入った幾つかのBlogを読んでみてまわった結果としての結論。
これからはBlogのほうが、面白い。と。
辛辣なコメントや、中傷するようなコメントもあるかもしれないとは思ったけれど、自分が成長するためにはある程度の緊張感があったほうがいいとの判断で、Blog化するのに抵抗はなかった。

お気に入りBlogには仕事柄の興味からか、ジャーナリズムに関係するサイトが多い。
「ガ島通信」さんのBlogも、そのひとつ。
このBlogは地方紙で働く記者の方が運営し、タイトルは「ネットやブログの登場でメディアの流れから取り残されつつある新聞社員(つまり自分自身)をガ島(ガダルカナル)で玉砕を待つだけの兵隊になぞらえたものです」から名付けたとのこと。

今夜、日課のように「ガ島通信」さんのBlogを訪ね、かなり驚いた。
最新のエントリー名が「さよなら新聞」となっていて、一行目に「いろいろ考えた末に会社を辞めることにしました。先のことは何も決まっていません。」とあったのだ。
面識もなく、本人が書いたものをときにうなずき、ときに違うのではないかと、モニターを前にして思っていた自分がビックリするのも変かもしれないが、ほんとに驚いたのだ。

ぼく自身も、いまの仕事に対してこのまま同じように続けたほうがいいのかと、ここ最近強く悩んでいただけに、「ガ島通信」さんの今回の決断に動揺したのかもしれない。

悩むのは誰にも出来るし、将来に不安を感じるのは、みな一緒。
それでも新しい道へ進むことができる覚悟があるかどうか。
転職を口にするのは易しいことだけど、それを実際に実践するのはとても勇気がいることだと思っている。
すべての判断は、自己責任。
一家の大黒柱を頼っている家族の方から見たら「冗談じゃない」かもしれないけれど、それでも自分の人生は一度しかないのだから。

追記
「ガ島通信」さんのBlogと同じく、読むことが日課となっている「ネットは新聞を殺すのかblog」の湯川さんのBlogを訪ねた。
最新エントリー「憤り」を読み、湯川さんの想い、気持ちに触れる。
横山秀夫さんの小説「クライマーズ・ハイ」が頭にあふれてきて、仕方ないです。
理想はあくまでも理想。
でも、理想に近づいていこうとする記者の努力(?)や想いをバックアップ出来ないで、なにが“社会正義”“知る権利を守れ”だ。
と、思ったりしています。

March 05

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親しくさせていただいている方が、今春から八丈島の中学校へ赴任することになった。
なので、今日はお宅へお邪魔し、仲間たちとにぎやかな宴で盛り上がった。
壮行会といえばいいのかな。
テーブルに並んだ、たくさんの美味しい料理を前にして。

March 05

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今日は休日。
ひさしぶりに熟睡し、昼過ぎに起きた。
たまった洗濯物を洗う間、加ト吉の冷凍うどんを鍋に放り込み、刻んだネギを入れて食べた。
シンプルだけど、とても美味しかった。
午後。
久しぶりに花に触れ、庭木をいじった。
なんともいえない至福の時間。
夕方。
当サイトの技術的なアドバイスを求めに、友人の伊藤さんのところへ出掛けた。
いろいろと教えてもらった上に、晩飯をごちそうになった。
ぼくらがパソコンに向き合っている間に山縣さんが作ってくれていた料理を食べ、ビールを飲んだ。
ゆっくりとした時間を味わえた一日。

March 06

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近所の公園で、赤と青色をしたモジャモジャ髪のふたりを撮影した。

ひとりは、日本で勉強した後、英字新聞の環境記者をしていた。
けれど、ある日の午後、俳優宣言をして記者を辞めた。
そして演劇やCMへと出るようになった。
でも、それだけでは食べていけないので、いまは翻訳業をしている。

もうひとりは、アメリカ海軍で働いていたらしい。
写真が好きで、撮るのもプロ並だという。

今度、そんなふたりが大道芸のコンビを組み、日本津々浦々へ旅に出ると言う。
いや、違った。出たいと言う。
そのためのプロモーション用写真が必要だというので、お手伝いをすることになったのだ。

この日の報酬として、ふたりがビックになったら、フロリダに大きな家を買ってくれるという。
純粋に嬉しい。
そのときは大きな青いプールのある家をねだろうと思っている。

March 07

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March 10

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夕方、練馬区立美術館へ出掛けた。
現在開催中の企画展「創造のさなかに −ただ今制作中!」展がお目当て。
美術館へ入ると、視界いっぱいに赤い色彩が飛び込んできた。
壁面に張られた赤いフェルトにピンクの水玉模様が均等に並んだ、吉田亜世美さんの作品「階段プロジェクト」だ。
気が遠くなるような作業量が必要なこの作品を前にして、ちょっと圧倒される。

この企画展は、老若男女のアーティスト6名による現代アート展。
練馬区美術館で継続して行われている「現代美術の手法」の第7回目の展示だという。

2階から吉田さんの作品を眺めていると、はがれた水玉を直している女性がいるのに気が付いた。
この作品を制作した吉田さん本人だった。
さっそく近づいて、いくつか質問し、作品を前に話を聞いた。
自分にとって、いい意味で刺激を受けた貴重な時間。

とかく発想勝負で制作に関しては“楽なアート”と思われがちな現代アートだけれど、ひとつの作品を生み出すのに信じられないくらい膨大な時間を使い、労力をかけ、表現をする人がいる方がいることを知って欲しいと思う。

March 10

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March 11

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March 11

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四国だというのに、全国的な寒波の影響でモーレツに寒い。
小雪が舞い、強風が吹き荒れるなか、野外で撮影仕事。
立ちっぱなしで寒風にさらされ続けるのは、さすがに辛い。
身体が芯から冷えきってしまった。
コンビニで「貼るカイロ」を買っておけばよかったと、激しく後悔。

夕方、愛媛県野村町から高知県南国市へと移動した。
途中寄った「道の駅」で、ご飯にカツオのタタキが盛られた「土佐丼」というのを食べる。
高知へ来たことを胃袋で実感した。

March 12

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March 13

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小雪舞う高知から東京に戻り、恵比寿で行われた某メーカーの新CM発表会場へ。
慌ただしく過ぎていく日常。
と、書きたいところだけど、スポットライトに照らされる人たちから見たら、この程度の“日常”は、たかが知れているのかもしれないな。
会見中、そんなことが頭に浮かんだ。
けれど、仕事は仕事。
カメラを持つと、意識はしぜんと「良い写真を撮ること」だけに集中していく。
大勢のTVカメラマン&スチールカメラマンが被写体にレンズを向けるなかで、目線をもらったいい表情のカットを撮影することができた。
そんな些細なことがなんだか嬉しい。

March 14

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March 17

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東京ビックサイトで開催中の「Photo Imaging Expo 2005」にあわせて企画されたカラーマネージメント・セミナーを受講した。
講師は「カラーマネージメント協会アダムズ」の方々。
デジタル画像の納品が珍しくなくなるにつれ、カラーマネージメントという言葉もだいぶ定着してきたように思う。
でも実際にその意味を理解し、実践しようとなると、カメラマン側の努力だけではどうしようもないことが多い。
というか意味がない。
印刷所や写真を加工するデザイナーが共に取り組まないと、カラーマネージメントは完結しないのだ。
そんな話が中心のセミナーだった。
知識として知っていたことがほとんどだったけれど、改めて聞くと納得することが多く、参加して良かったと思う。
ビックサイトからの帰り、ひさしぶりに水上バスへ乗り、日の出桟橋までの短い船旅を味わった。
夕日に照らされたビル群を東京湾から眺め、いつもと違った東京風景に新鮮さを感じた。

March 18

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March 19

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今日は家から一歩も出ずに朝からモニターと向かい合い、川ガキ写真展のサイトリニューアル作業をしていた。
サイトの骨格となる基本デザインの妙案が思い浮かばず、300を超えるデザイン系サイトを見てまわったりもした。
しかし気に入ったサイトがなかなか見つからず、余計に頭が混乱する結果となった。
早いとこリニューアル作業を終わらせ、展示関係に取りかかりたいのにな。

地震、心配です。

March 20

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March 21

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「SOUL OF EARKA」展の最終日。
スタジオ・アーカ主催のパーティーに参加し、西垣敬子さんにお会いした。

西垣さんがアフガニスタンを初めて訪ねたのは、代表を勤める「宝塚・アフガニスタン友好協会」が設立された1994年のこと。
1994年といえば、アフガニスタンからソ連軍が完全に撤退し、ゲリラ各派による国作りが行われていたころ。
以来、争いに巻き込まれ肉親を失った子どもや女性への援助活動を今日まで続けられている。

権力争いからゲリラ各派による暫定政権が崩壊し、軍事勢力タリバーンが首都カブールを制圧していた当時も、西垣さんたちは支援を続けていたという。
当時、タリバーンは女性に対して働くことを禁止し、勉強をすることも禁じていた。
そんな状況のなかで、西垣さんは現地の女性たちへ手回しミシンを贈り、「隠れ学校」の教師たちの給与援助をしていたと聞いた。
継続して援助を続け、現地の方たちと心の交流を続けてきた意味は大きい。

パーティー会場の外に、西垣さんがこれまでアフガニスタンで撮られた写真が展示されていた。
そのなかに義足で歩く少女の姿があった。
義足は西垣さんたちが集めたカンパで技師を派遣し、作られたもの。
ロケットに被弾し、片足を失った少女には身寄りはいない。
義足を援助した後も、西垣さんは機会あるたびに彼女と会い、一緒の時間を過ごしているという。

「自分のことを気にかけてくれる人」の存在は、生きる勇気を与える。

今月25日に、再びアフガニスタンへ出掛ける西垣さん。
今回は約20個ほどのコンパクトカメラを持参してのアフガニスタン入りだ。
帰国は来月7日。
アフガニスタンの子どもたちがどんな写真を撮るのか、今からその写真を見ることを楽しみにしている。

March 21

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岡本太郎氏制作の「太陽の塔」を見上げた後、神戸へと移動し、昨年オープンしたばかりの「パタゴニア神戸ストア」へ足を運んだ。
マネージャーの岡さんと話し、昨年開催した川辺川写真展の写真を今夏、店内に展示する方向でお互いの意見が合致した。
純粋に嬉しい。
展示されるのはほんの数枚だけれども、写真は「人に見てもらってナンボ」の世界だし、よりたくさんの人にぼくも大好きな川辺川を知ってもらえるチャンス。
そんな機会をいただけるのは、とてもありがたいこと。

March 22

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修理完了したカメラを受け取るため、浅草・吾妻橋にあるニコン・サービスへ出掛けた。
先客はふたり。
混んでいるとだいぶ待たされるので、ホッとした。
吾妻橋にあるサービスセンターは一般ユーザー対象ではなく、ニコンに登録をしている個人&法人ユーザーの専用窓口。
ここでは必要に応じて、修理機材の代替サービスが受けられるのだ。
ニコンに限らず、カメラメーカーにはこのような"プロサービス"と呼ばれる登録システムが存在する。

「プロストラップ」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
ストラップはカメラを肩や首からぶら下げるためのものだが、これは登録ユーザーのみ手に入れることのできる非販売ストラップのこと。
この「非売品」というのがマニアの心をくすぐるらしい。
ヤフー・オークションなどで高値取引されるなど、これら「プロストラップ」を巡るイビツな世界が存在するのだ。
過去には一本3万円ほどの高値でオークションに出ていたのを見たことがある。

ところが数年前に、ニコンが思い切ったことを始めたのだ。
それはそれまでマニアの羨望を集めていた「プロストラップ」の一般販売
通常、ストラップは2000円以下がほとんどなのだが、この商品の定価はなんと一本4200円。
で、発売されると店頭に在庫がなくなるほど、これがけっこう売れたらしい。

そして昨年、デザインが一新され、ニコン・プロサービスを意味する「NPS」と大きな文字が刺繍された「プロストラップ」が新しく登場。
こちらは文字のとおり非売品で、一般販売はない。
登録ユーザーが新しいカメラを購入すると、くれるのだ。
で、再びヤフー・オークションで高値取引され始めたようだ。

話は戻り、ニコン・サービスのカウンターに座っていると、若い男性がバックから何台ものカメラを取り出し、サービスの人に言った。
こちらも気分が悪くなる、ひどく高圧的な態度でだ。

「ストラップ新しくなったんだって?見せて」
「ふ〜ん、これに全部代えて」

それに対し「もう少しストラップが古くなってから」とサービスの人が言うと、男性は更に高圧的な言い方で「黄色いと写り込むんだよ!」と、のたまわった。
そして「友人は代えてもらってたぜ」だって。

馬鹿じゃないか。
そこまでガラス面などへの写り込みを気にするぐらいなら、 黒いストラップなんか、いくらでも売っているじゃないか。
それに文字が印刷されていない、無地の製品が。

驚くことに、サービスの人が言われるがままにストラップ交換をしてしまったことも、なんとも情けない。

他人の事情を知らず、あくまでも自分が思ったことだけど、写真はストラップで撮るものじゃない。

March 30

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March 31


February 2005-April 2005