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寒冷前線が都内上空を通り抜けた影響で、雷が鳴り、激しい雨が降った。
熱い湯に浸かりながら大気の音に耳を傾け、二日酔いの頭を覚ました。
これから車を運転し、西へ。
明日明後日は、愛知県を流れる矢作川でのロケ。
その後は、再び九州へ上陸。
今回もながい旅になりそうだ。

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昨夜は愛知県豊田市泊。
目覚めると雲ひとつない青空が広がり、絶好のロケ日和。
矢作川の川面には5月らしい爽やかな風が吹き渡り、子どもたちが大きな歓声をあげながら川へ飛び込んでいった。
BE-PAL誌の取材撮影も順調に進み、真っ赤に日焼けした雑魚党の面々も満足な表情。
おーい、川に入って遊ぼーぜー。

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May 04 | Comments(0) | TrackBacks(0)

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遅い昼食後、雑魚党の方々と別れ、豊田東ICから再び西へと車を走らせる。
睡魔に襲われ、養老SAで仮眠。
日没後もしばらく走り、広島県の宮島SAにて今日の走行は終了。

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久留米市内を流れる筑後川堤防を走っていると、エツ漁をしている舟を見かけた。
とりあえず撮影しておこうと、川岸へと降りる鋭角的に折れ曲がった道に車を入れたところ、やってしまった。
トラックによるゴミの違法投棄を防止するために設けられた支柱に車をぶつけてしまったのだ。
もっと大きく回り込めばこんなことにはならなかったのだが、気が焦ってしまったがための失態。
支柱が車体にくいこんでしまったため、何度か車を前後させて、やっと脱出することができたぐらい。
だいぶ大袈裟な表現かもしれないけれど…
で、やっとのことで川岸につくと、さきほどの舟は見当たらず。モタモタしていたら、なんと空振り。
こういう出来事は、ほんとココロがへこむよ。

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久留米から熊本県玉名市へと移動し、菊池川河口の漁港にて有明海漁師の話を聞いた。
現役で海を知る漁師の話は説得力があり、集まっていただいた8人の漁師との対話は2時間近くに及んだ。
それまでひとつの漁業組合で7億円ほどの水揚げがあったアサリは10分の1にまで減少し、アサリだけでなくすべての貝類が目の前の海から姿を消しつつあるという。
そして有明海の味として知られるクツゾコ(シタヒラメ)なども少なくなり、魚がいなくなった海へ出漁しても油代を回収できないことから、海を捨て、陸へあがる漁師が増えてきたという。
ひとりの漁師の言葉が、いまでも胸に残っている。

私たちを見殺しにするのであれば、農水省など必要ありません。
いったい誰のために、農水省はあるのですか。
私たちのために、農民や漁民のためにあるのではないですか。
昔から日本人は、自然とともに生きてきました。
私たち自身が自然の一部です。
自然をつぶすことは、自殺にほかなりません。

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今月2日に自宅を離れ、10日目を迎えた。
気分転換をかねて大型書店へ立寄り、何冊かの書籍・雑誌を購入した。
そこで広河隆一さんが発行・編集を務める月刊誌「DAYS JAPAN」を手にとり、頭をなぐられたような衝撃をうけた。
5月号の特集は「第2回DAYS国際フォトジャーナリズム大賞」の誌上発表をかねた特大号で、世界各国から5300にも及ぶ応募作から選ばれた受賞フォトルポルタージュが掲載されていた。
写真を撮る行為で最も大切なことは、カメラやフィルムの性能云々ではなく、「現場」に身を置くことである。
あたり前のことだがどんなに優れた写真家であっても、「現場」にいなければ写真を撮ることができないのだ。
ということをあらためて思い知る。
数枚の写真で構成された受賞作は、どれも“ものすごい現場”で撮られたものだった。
受賞作のなかには自分とほぼ同世代か、それよりも若い人たちがいることに気付き、正直複雑な心境になる。
簡単に書くと、「いいのかオレ。蛍などを呑気に撮ってて」というもの。

そんなことを思いつつ、蛍の撮影場所を探していると、ひとりのおじいさんと出会った。
柔和な表情のおじいさんは今年78才。
自宅で飼育している5頭の和牛のために、田に咲くレンゲを刈り取り、耕作機に積んでいる最中だった。
笑いながら「牛の晩御飯だよ」と教えてくれ、仕事の手を休めて昔の川内川や蛍のことなどを話してくれた。

ぼくにはぼくの「現場」がある。

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どしゃ降りの雨は止む気配がなく、喫茶店で雨宿りを繰り返しつつ、昼過ぎまで郡上八幡での取材を続けた。
その後、高山・安房トンネルを経由して安曇野へ。
飛騨山脈を越えると雨が止み、天気は回復。
ここである企みの下調べを行なった後、山梨県の道志渓谷へ向かった。

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先日、高枝切鋏を購入した。
雨宿りを兼ねて入ったホームセンターで一目惚れしてしまったのだ。
その名も「太丸」という商品で、4cmの生木が切れるというのがうたい文句。
金額は6000円ちょっと。
さきほどその試し切りをしてみた。
自由奔放に伸びたソテツをさくさくと刈り込み、15分後にはきれいさっぱりな姿に。
後片付けさえ考えなかったら、こんなに楽しい遊びはないよ。
さて、これからが本番。
屋根まで成長した数本の樹木たちを刈らないと。

高枝切鋏を使った楽しい遊びに参加しませんか?

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目覚めると、空は青い色に覆われていた。
洗濯機のあいだを通り抜ける風は、東京にいることを忘れさせるほど心地いいものだった。
まるで自分が旅の途中で、そこで感じた爽やかな風のように。

こんな日に机と向き合うなんて勿体ない。
本とビールをデイパックに詰め込み、自転車で荒川へ向かった。

刈られたばかりの芝生に寝そべると、草の匂い、陽の匂い、何もかも気持ちよかった。
ビールに酔い、昼寝をしては、本を読んだ。

夕方、子どもたちの騒ぎ声が聞こえてきた。
身体を起こし見渡すと、自転車に乗った3人の小学生が近くで騒いでいるのが見えた。
少年たちは何やら見つけたようだった。
耳をすまし、それがヘビだと知った。
様子を眺めていると、少年たちは自転車でヘビを踏みつけ始め、バットでつぶしはじめた。

持て遊ばれ、命を亡くしたヘビにパチリとシャッターを押した。
子どもは生きものに残酷な振る舞いをするものである。

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体力が落ちたとつくづく思う。
もともと他人に自慢できるほど体力に自信があったわけではないが、ここ最近は“非常事態宣言”をしなければいけないぐらい身体が重く、数km歩くだけで疲れを感じるのだ。
そして今日、別々に会った2人の友人に「疲労というネガティブなオーラが全身から出ている」と指摘された。
ショックだった。
こんな状態では、いい仕事はやってこないだろう。
車の運転席に座りっぱなしで、長期出張中に運動らしいことをしなかったことも原因に考えられるけれど、たぶんぼくの自覚のなさがここまで状態を悪化させたと、自己分析をしてみた。

食べたいものを口に入れ、眠りたいときに目を閉じ、酔っているのに酒を飲み続け、辛いことには知らんぷり。
身体を酷使することを無意識に避け、快楽とは言わないまでも、楽な道を選択し過ぎたのかもしれない。

考えていても仕方ない。
夕方、久しぶりに履く靴の感触を確かめるように、ゆっくりとしたペースでジョギングに出かけた。
この靴を履くのは、桜の花咲く季節以来のこと。
でもダメだった。途中で走れなくなったぼくは、コース半ばに切り上げて帰宅。
思っていたよりも体力の衰えは深刻だと、頭ではなく、身体で直接知ってしまった。
情けなさを通り越し、呆れるばかり。

少しづつ、少しづつでもいい。失った体力を取り戻していこうと思う。
自分に鞭を。

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April 2006June 2006