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ほんの短い滞在だったけど、奄美大島っていいところですね。
好きになりました。

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玄関脇に植えられた金木犀は開花してなかったけれど、この時期恒例となった「金木犀の宴」をひらいた。
今年は出張続きで十分な準備ができないこともあり、こじんまりと友人だけで開催。
忙しいなか足を運んでいただいた友人たちに感謝!

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広い河原をみつけたので、しばし休息。
お湯を沸かし、コーヒーをいれる。
昨日までの雨が嘘のような、見事な秋晴れ。
リンゴの香り漂う千曲川。
同行取材の高橋さん、お疲れさまでした。

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昨夜遅く、長野から帰宅。
シャワーを浴び、仮眠をとった後、再びハンドルを握り、浜名湖へ向かった。
今日は「地球のたまご」での写真展最終日。
川ガキのスライドトークを行い、参加者に混ざって池に入り、数種類のヤゴを捕まえて遊んだ。
OMソーラー協会のみなさん、お世話になりました。

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群馬北部へ出張。
冷たい風に揺れる秋桜、雨に煙る山を眺めながら移動する。
夜、猿ケ京温泉に投宿。

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蕎麦と温泉。このコンビは旅に良く似合う。

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群馬北部での取材最終日。
今回の取材は、仕事に対する自分の考えをより良い方向へリセットするきっかけになったと思っています。
再スタートとは大袈裟だけど、初心に戻ったのは確かかな。
誰でも撮れる写真だからこそ、自分らしい“視点”を持ち、オリジナリティーを追求することは、プロとして必須。
が、それはあくまでも自分のなかだけに留めておかなければいけない。
と、いうことに気付かされました。
夕方。駐車場の隅でみつけたススキがとても綺麗で、パチリとシャッターを押した。
山の頂から降りてくる秋の気配に、胸躍り、のんびりとした4日間でした。

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今日は久しぶりの休日。
自宅から少し離れているけれど、けっこう気に入っている「ドイト」へ出掛けた。
「ドイト」は、神奈川・東京・埼玉に店舗を持つホームセンター。
この地域には「カインズホーム」や「ケーヨーデイツー」などのホームセンターもあるけれど、DIY用品の品揃えなら、ぼくは「ドイト」が一番ではないかと思っている。
会社名からして「自分自身でやろう」という意味の「Do it Yourself」から来ているぐらいで、日本で最初のDIY専門店というのもうなずける。
現在の住まいも、この「ドイト」で材料を調達し、床を張り替え、テーブルを作り、何か作業をする度に「ドイト」にはお世話になっている。
板の加工などを依頼すると、親切丁寧というよりも、職人肌のところが気に入っている。
で、今日はキャンピングキャビンの改良を施すため、開店と同時に「ドイト」へ通い、都合の良いパーツを探し、板を加工してもらったりと、夕方まで店内と駐車場を往復。
充実とした休日。ほんと手作りは面白い。

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この時期の雨はなんとも恨めしい。

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口屋内の集落にある農家レストラン「しゃえんじり」で昼食をとった。
「しゃえんじり」とは、この地方の方言で野菜畑。畑といっても、自宅脇にあるような自家用菜園に近いニュアンスだとか。
元保育園だった建物を一部改装して、今春にオープンしたばかりの新しいレストランだ。
バイキング方式で、料金は大人1000円で、小学生以下は700円。
地元の農家が育てた野菜や米、目の前を流れる四万十川で穫った鮎などを食材として使った料理がテーブルに並ぶ。
常時10品以上は用意しているという。
鹿や猪の肉を出す日もあるけれど、全体的に野菜中心のメニュー。
出張が多く、普段から外食が多い自分にとっては、野菜料理がずらーと並ぶバイキングは嬉しかった。
根野菜を使った炊き込みご飯、秋野菜の白和えと天ぷら、アマゴの南蛮漬け、煮物各種などなど。
個人的には、ちゃんとダシをとって作られた汁でいただく、テナガエビソーメンが気に入ったかな。
食後に上手いコーヒーを飲み、眠気をとって、さあ仕事。

農家レストラン・しゃえんじり
四万十市西土佐口屋内76
営業時間:11:30〜14:00
定休日:水曜日
電話:0880-54-1477

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今日も口屋内で昼食。
地元で味噌の生産販売等を行っている小町会の方たちが中心になり、地元を活性化させようとオープンさせた「味の館」に入る。
お目当ては、四万十川で捕った天然ウナギ重。
口屋内にかかる沈下橋のたもとにある民宿「舟母」の女将さんである上戸紅さんたちの手作りだ。
前日に12時に行きますと予約を入れておいたので、お昼を告げる村内サイレンとともに店内へ。
「ピッタシだねー」と笑われる。
店内はウナギを焼く煙で、いい匂い。
「天然もので1000円はすごく安いですよね」と上戸さんに言うと、「せっかく四万十川まで来たんだから、食べていってほしいき。これは意地だからねー」と答えてくれた。
毎日ウナギが捕れるわけではないので、ここで出されるウナギは捕まえた後に冷凍されたもの。
そのほうが生け簀で飼うよりも、痩せない状態で提供できるという。
テーブルに出されたウナギをめくると、ご飯の上にスジアオノリ。
四万十川の味がふたつも楽しめた。
ウナギも美味しかったけれど、一緒に出してくれたカニウドンはすごく美味しかった。
これはミキサーで細かくしたモクズガニを濾して、ダシをとったもの。
モクズガニのほかは醤油を使っているぐらいで、ものすごく濃厚な味。
素朴だけれども贅沢な料理に感動。
お弁当もあり、どれも300円。

味の館
四万十市西土佐口屋内(沈下橋入り口)
営業時間:8:00〜17:00
電話:0880-54-1198

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四万十川最終日。
空港へ向かう途中、四万十川本流に唯一存在するダムである「家地川ダム」へ寄った。
正式名称は「佐賀取水堰」なのだが、堰堤というよりダムそのものなので、施設のある地名から家地川ダムという名称の方が広く知れ渡っている。
ダム直下にある橋を渡り、川を眺める。
思った通り、ダム下流部には広い河原が姿を現し、ダムを境にして川がプッツリと切れていた。
ダム下流に辛うじて流れている水は、河川維持用水として魚道から流されているもので、いまの季節は毎秒1立方メートル程度。
この程度では広い川を潤すにはほど遠く、チョロチョロと流れているのみ。
家地川ダムは電力供給を目的に1931年に完成。現在は四国電力が管理。
ここで取水された川の水は二度と四万十川へ戻ることなく、導水トンネルを通り、水系の違う伊与木川へ注ぎ、太平洋へ流されている。
そのため、ダムを先頭に乾いた川底がしばらく続き、四万十川に「川の水」がないことも珍しくはない。
降雨により発電用量を超える流入量があるとき以外、支流や伏流水が四万十川を再び川の姿に戻すのを期待するしかないのだ。

いまから4年前、このダムを巡って全国的に注目を集める出来事があった。
発電を行うために必要とする水利権の更新を迎えたのだった。
地元では「四国電力の水利権申請を不許可にしてほしい。川を本来の姿へ戻すよう」にと、更新権限を持つ橋本大二郎県知事へ何度も訴えが続けられていた。
が、橋本さんの判断は、通常よりも短い期間である10年という水利権更新の許可だった。
がっかりした。

この間に地元で四万十川の未来を考えなさい。

10年という県知事の結論に、このような判断をする人も少なくなかったけれど、これは自身が問題を背負うのを避けただけじゃないか。
難しい問題を未来の県知事へおっかぶせただけ。と、ぼくは思っている。

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現在、国が管理する一級河川と呼ばれるそれぞれの水系ごとに、今後の河川の未来を決めかねない新しい河川整備基本方針(方針)が国交省によって策定され、審議承認する作業が続けられている。
具体的な河川運用や治水対策は、方針実施後に策定される河川整備計画によって行われるが、この方針は河川のあり方の骨格をなすもので、方針に基づいて河川の運用、治水対策が決まっていくため、大きな影響力を持つものとして考えられている。

今日、国交省の11階会議室で社会資本整備審議会河川分科会の会合が開かれ、そこで四国・吉野川をはじめとする5つの水系(庄内川、沙流川、紀の川、常願寺川)の方針が審議されると聞き、心配になって傍聴してきた。
吉野川の方針を策定するにあたって前回開催された検討小委員会において、すでに問題が決着している第十堰問題が亡霊のように復活したことが気になって仕方なかったのだ。
検討小委員会を傍聴した方いわく、「第十堰は治水上支障となるもので、いまのまま放置できない」と結論づけていたというのだから、暗澹たる気分で会場に向かった。

検討小委員会で話し合われた第十堰の扱いがどう方針に盛り込まれるのか、盛り込まれないのか。
それがぼくの関心のすべてだった。
時代を逆戻りするのか、しないのか。

5つの水系の方針が審議されるとあって、会合には10名もの県知事が出席。
が、飯泉嘉門・徳島県知事を除き、ほかの県は土木部次長や建設部課長などによる代理人出席だった。
飯泉県知事にとって、吉野川のことで注目を集めたこの日の会合は、良い政治アピールの場なのだろう。
河川局長が挨拶文を読み上げ、元河川局長の近藤徹小委員会長がレジメをそのまま読みながらこれまでの経緯を説明。
この間、約30分と少し。
説明後、唯一といってもいい「自分から意見を述べた」徳島県知事が、どうとでもとれるいかにも官僚的発言で、吉野川の現状を説明。
その後、出席した委員会からは何ひとつ意見らしい意見はなく、実質的な審議ゼロのまま、始まって1時間も経たないうちに各方針が承認された。
まったくひどいものだ。

吉野川水系河川整備基本方針には、「治水上支障となる既設固定堰については、必要な対策を行い、計画規模の洪水を安全に流下させる」という表現が記載された。
この「治水上支障となる既設固定堰」については、一般論として書き加えられたものと信じたい。
が、今後の焦点はこの一文になるんだろうな。

2007年までに全国にある一級河川109水系すべてに、河川整備基本方針を策定実施するという。
地元からはるかに遠い世界で、シャンシャンと大切な事柄が決まっていく現実にため息がでる。

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自宅で仕事。
夜、友人たちと待ち合わせ、池袋にある沖縄料理店「カチャーシー」へ出掛けた。
石垣出身の若い歌い手が、同郷の大島保克さんが作詞した「イラヨイ月夜浜」を歌った。
情感を込めてしみじみと。

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親友というよりも兄のような存在の方が経営するアウトドアショップが今月末をもって閉店する。
埼玉県草加市にお店がオープンして、11年目の今年に。

辻さんへ
いまでもオープン前夜のことを覚えているよ。
段ボールにくるまって仮眠し、徹夜で続いた商品陳列や値札貼付け作業。
寝癖のまま迎えた、慌ただしいオープンの朝。
でも、不思議とガンバれちゃって、疲労感はまったくなかったね。
あのころはみんな若かったから。というだけではない、エネルギーがあった。

11年という時の間に、本当に様々なことがあったね。
ぼくの知らない出来事もいっぱいあっただろうけど、心底大変な時期に果たして友人として支えることができただろうかと、いまでも思います。
言葉ひとつでは語れないけど、とにかく本当にお疲れさまでした。
龍朗が少年から青年となり、どんな大人になっていくのか、楽しみにしています。

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午前中に雑用を終え、午後からは明日から出掛けるトレッキングの準備を行う。
収納ケースからカビ臭い山道具を引っぱりだし、近所の商店街で食料の買い出し。
先週末、ライターの高橋さんに声を掛けていただいていたツアーが四万十川取材と重なり、かなり残念な思いをしたので、同じコースをひとりで行くことにしたのだ。
向かう先は黒部ダム湖から下流、通称「下ノ廊下」沿いに続く「旧日電歩道」と「水平歩道」を通るルート。
紅葉はいまが盛りで、一年の間で短期間しか通行できない(9月まで雪が解けず、もう少しで再び雪に閉ざされる)と聞けば、行きたくなるのも当然ではないか(?)

でも正直、少し不安。
断崖沿いに続く道も不安がないと言えば嘘だけど、高いところは意外と大丈夫。
それよりも高橋さんに薦められるがままに読了した「高熱隧道(吉村昭著:新潮文庫刊)」が頭から離れず、妄想を見たらどうしようかと、いまからビビっている。
懐中電灯が必須だというトンネルを150mも歩かなきゃいけないことが、かなり嫌なのだ。

それと単独行の撮影では、「旧日電歩道」や「水平歩道」のスケール感を出すのが難しいだろうし(ひとりで行きたくない一番大きな理由)。
でも仕方ない。
ここ数日、天気図と睨めっこしたところ、明後日からは天気がいいみたいなので、予定通り出掛けてこよう。

行程を以下に記しておきます。後に続く方がいれば、追いかけて来てください。
トンネル手前で合流しましょう。

■行程(予定)

10月31日(月)
新宿駅10:00発-特急スーパーあずさ11号
信濃大町駅13:05着
信濃大町14:10発-バス&トロリーバス
黒部湖15:16着
徒歩40分-「ロッジくろよん」近くのキャンプ場にてテント泊。
翌日の天候次第では連泊もあり。

11月1日(火)
早朝出発。
黒部ダムの直下から旧日電歩道を歩行し、黒部川「下ノ廊下」へ。
約8時間ほどで、阿曽原温泉着。テント泊。

11月2日(水)
岸壁沿いに続く水平歩道を歩行。
約5時間ほどで黒部峡谷鉄道・欅平駅着。
欅平駅14:37発-黒部峡谷鉄道
宇奈月15:54着
宇奈月温泉16:02発-富山地鉄線
電鉄富山17:32着
富山駅前17:40発-空港直行バス
富山空港18:03着
富山空港18:50発-JAL1298にて帰宅。

自身の確認のために全装備一覧も記しておく。

■装備
・60Lザック(mont-bell)
・GORE-TEXテント(アライテント.ゴアライズ2)
・羽毛シュラフ(Wolrus)
・GORE-TEXシュラフカバー(ハミングバード)
・エアーマット(THERMA-REST)
・GORE-TEX雨具(MILLET)
・ガスストーブ(スノーピーク.ギガパワーストーブ)
・ガスカートリッジ(2ケ)
・チタンクッカー(スノーピーク)
・チタンカップ(エバニュー)
・100円ライター(2ケ)
・1L水筒(SIGG)
・1L水筒(nalgene)
・ヘッドライト(Princeton Tec)
・アルカリ単三乾電池(4本)
・地図(昭文社1:50000)
・コンパス
・ナイフ
・手袋(Thinsulate)
・一眼レフカメラ(Nikon.F80)
・レンズ(24-85.F2.8〜4D)
・フィルム(富士フィルムPROVIA100F.6ケ)
・コンパクトデジカメ(リコー.G3)
・軽量三脚(Velbon.ULTRA MAXi SF)
・携帯電話
・財布
・メモ帳&ペン
・歯ブラシ&歯磨き粉
・薬(胃薬など)
・手拭い
・フリース(patagonia)
・羽毛ジャケット(patagonia)
・予備アンダーシャツ(patagonia)
・予備靴下

■食料(朝×2,昼×1,夜×2,予備×1,行動食)
・即席マルタイラーメン(4食分)
・日清MUGワンタンスープ(4食分)
・協和フリーズドライたまごスープ(3食分)
・ナビスコチョコレーズンクッキー(12ケ)
・森永ウイダープロテイン(2ケ)
・グリコ毎日果実(4ケ)
・大塚製薬カロリーメイト(2ケ)
・ロッテクランキーウォーキングバー(2ケ)
・米屋ミニ羊羹(1ケ)
・三角チーズ(5ケ)
・干しアンズ
・粉末ロイヤルミルクティー(7杯分)
・リンゴ(2ケ)
・ペットボトルに詰め替えたウィスキー(250cc)

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信濃大町着、13:05。
冷たい風が吹く、曇天の空。
駅構内の立ち食いソバ屋で、あたたかい蕎麦を食べる。
ここからバスを使い、ひとまず黒部ダムの入口になっている扇沢へと向かう。
駅で時間を過ごし、14:10発のバスに乗車。
乗客はぼくを含めて7名。
途中の大町温泉郷にて中高年の夫婦3組が下車し、乗客はぼくひとりになる。
一番前の座席へ移り、運転者との会話を楽しむ。
紅葉の進み具合から最近の客足動向など、話は絶えない。
高度が上がるにつれ気温が下がり、雨がぱらつきはじめる。
黄色に染まった唐松、色づく山々。
約40分で扇沢到着。
トロリーバスへと乗り換える。

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扇沢で信濃大町からのバスを降り、平地からさらに冷たくなった空気に触れる。
山へ来たことを実感。
ものすごい早さで雲が流れ、青空が姿を現しては消えていく。
扇沢は長野県側の「立山黒部アルペンルート」の始発地点。
国内では現在、このルートのみ電気を動力とする「トロリーバス」が運行されている。
15:00発のトロリーバスに乗車し、トンネル内にある県境で富山県に入る。
トンネル内は1車線のため、途中に設けられた停車場で黒部ダム発のトロリーバスとすれ違った。
前からやってきたトロリーバスは全部で5台。
つり革に捕まっている人もいるほどの満員状態だった。
扇沢の駐車場に何台も停まっていた観光バスの多さに納得。
一方、ぼくらの扇沢駅発便は1台で、車内はガラガラ。
全長5.4キロメートルのトンネルを約15分走り、黒部ダム駅到着。
長い階段を上り、とりあえずダムを見下ろす展望台へ向かった。

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黒部ダムを見学後、ダム堰堤を渡り、湖沿いの遊歩道を30分ほど歩く。
向かった先は「ロッジくろよん」が管理するキャンプ場。
周辺は国定公園のため、指定場所以外でのキャンプは禁止されている。
遊歩道の吊り橋から、灰色の絵具で塗り固めたような湖岸を見下ろす。
減水し、現れた荒涼とした光景。
日没前にロッジ下にあるキャンプ場到着。
先行者は、60歳を過ぎた中年の男性ひとり。
話しかけると、初めてのテント泊登山だという。
野営費500円を払うためロッジに声を掛け、柔和な表情をしたおばさんと世間話。
キャンプ申し込みは、なんでも10日ぶりだとか。
高橋さんたちがここでテントを張ってから、誰もキャンプせずか。

ロッジ宿泊者は今夜もゼロで、最近は客足が遠のいていると教えてくれた。
ただし9月には旅行会社が主催する「下ノ廊下ツアー」があり、一度に100人を超える宿泊もあるとか。
ツアーに参加する年齢は時代を反映し、ほぼ中高年。
過去には90歳の男性参加者もいたが、困ったことに途中でダウン。
次の宿泊先である阿曽原温泉の方におぶってもらい、「旧日電歩道」を超えたという。
ツアー登山の存在は否定しないけど、ツアーを全面に出しすぎると「誰でも参加できる」という錯覚を起こさないだろうか。
人気のある場所は誰でも行きたがるもの。しかしだからといって「誰でも歩ける」とは限らない。
と、思うのだが。

日没後、ガスストーブでお湯を沸かし、ラーメンにワンタンを入れて食べた。
マルタイのラーメンはソーメンのように細長いため、持ち運びに便利。
ダム湖で買った缶ビールを飲み、19時半頃に就寝。

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September 2005November 2005