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May 06 | Comments(0) | TrackBacks(0)

小雨混じりの曇り空。
午前中、海部川を出発し、吉野川支流の穴吹川へ向かった。
走りなれた道。
ぼくはこれまで、このルートを何度通ったのだろう。
午後、穴吹川到着。
川沿いの雑貨屋に入り、お茶をごちそうになる。
小さな店にもかかわらず、お客さんが次々とやってきては、店内に双方の笑い声があがる素敵な店だった。
おばさんの個性に惹かれ、ついつい長居をしてしまう。
「ここは最高のところや。綺麗な川はあるしな、空気もうまいで」
夕方、吉野川沿いに車を走らせ、ライターの高橋さんを空港へ送った。
途中、堤防の上を自転車で走る高校生を見かけ、おもわずシャッターを押した。
セカチューみたいだった。
いい川を訪ねる旅は、居心地の良い場所を見つける旅でもあるのかもしれない。
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昨夜遅く海部川へ戻り、河原でキャンプをした。
広い河原に独りっきりの静かな夜。
カジカカエルの優しい鳴き声が、疲れた身体に心地よい。
午前中はウェットスーツを着込んで、海部川の撮影。
遡上したばかりの稚鮎が群れとなって泳ぐ姿をみつけては、気分が高揚していく。
May 07 | Comments(0) | TrackBacks(0)

夜、海部川で生きもの採取を行った。
長靴を履き、懐中電灯とエビタモを両手に持ち、川岸を歩く。
昼間は石の下に隠れているテナガエビも、夜は堂々と川底を歩いているのだ。
ライトで川底を照らし、テナガエビをみつけては網をかぶせ、捕まえていく。
これが次々と面白いように捕れるものだから、ついつい時間を忘れるほど夢中になれるのだ。
小さいエビは無視し、大きなエビだけを選び、網をかぶせていく。
捕まえたエビは炭で焼いても美味しいのだが、今回は持参したコンロで塩茹でにし、酒のつまみ。
モクズガニも数匹捕ったけれど、カニを見つけたときの興奮は、なんとも形容しがたいものがある。
カニを見つけた瞬間は「カニ、カニ、カニだー」と叫びたい衝動にかられ、捕まえることしか頭に浮かばない。
が、逃がそうものなら、その落胆は想像以上で、ショックのあまりその場から動けないことも。
あくまでも、これはぼくの話だけど。
で、ぼくのお気に入りのポイントでテナガエビを捕っていると、岩の隙間から顔をのぞかせている魚を発見。
最初はボウズハゼかなと思ったものの、よくよく見ると別の岩から尻尾が出ている。
60cmぐらいのウナギだった。
このときの興奮は、モクズガニを見つけたときの興奮をはるかに超えるもので、「びっくらこいた」というほうが近いかも。
さすがに腰は抜かさないけれど…。
だけど、そのときのぼくは小さなタモしか持っておらず、車へ戻り何か鋭利なモノを持ってくるべきか悩んだものの、ウナギが逃げそうな気がして、結局その場から動くこともできず。
こんなことならば釣り具屋で「ウナギ鋏」を買っておけばよかったと後悔しても、もう手遅れ。
仕方ない。手で捕まえるか。
そう腹をくくり、川に入って手を伸ばした瞬間、ウナギはスルスルとぼくの手をすり抜け、深みへ逃げてしまったのだった。
ウナギの夢ばかり見た、夜だった。
May 07 | Comments(0) | TrackBacks(0)

国道55線沿いにある、うなぎ専門店「こうなん」。
うな重の上が1680円で、並が1470円。
うなぎ丼は900円と、手頃な値段が嬉しい。
ウナギは炭で焼かれ、香ばしい匂いの素朴な味。
カリカリに焼かれているわけでもなく、どちらかというとふっくらした感じ。
タレが控えめのため、ウナギ本来の味が楽しめた。
お店の目の前には牟岐川が流れ、少し上流にある堰堤は夏になると子どもたちの格好の遊び場になる。
徳島県海部郡牟岐町大字川長字関33-1
TEL0884-72-0609
AM10:00〜PM8:00 木曜日定休
May 08 | Comments(0) | TrackBacks(0)

吉野川の河口から遡ること約13kmのところに「第十堰」と呼ばれる石組みの堰がある。
建造された約250年前から現在に至るまで、堰上流にある旧吉野川へ分水するという役割を果たしている。
その「第十堰」の上で知人が結婚式をやると聞き、撮影を早めに切り上げ、海部川から徳島市へ向かった。
石組みの堰として知られる「第十堰」だが、いまはそのほとんどが味気ないコンクリートに残念ながら被われている。
だが昨年の台風来襲時の増水によって岸辺の土砂が洗い流され、一部ではあるが、昔ながらの石組みが姿を現したのだ。
敷き詰められた青石が露出した堰の上に立ってみた。
地元産の青石が夕日に照らされ、眩しく光っていた。
この見事な建造物を前にし、「遺跡」を見たときに感じる神々しさを感じるのは、きっとぼくだけではないだろう。
国交省は、この堰の歴史文化的価値を認めてはいないという。
堰が出来てから約250年が過ぎた時代の人間が、文化的な価値があるなしと決めつけ、堰の未来を決定する。
理屈抜きで、この姿を将来に渡って残していきたいと思う。
May 08 | Comments(0) | TrackBacks(0)

徳島から東京へ戻り、現像所やカメラ修理のほか、打ち合わせへと駆け回った一日。
都内を移動し、地下鉄の階段を上り、疲労の蓄積に気付く。
と同時に、数分単位で刻んでいく時間の流れに違和感を感じ、慣れたはずの生活になじめなかった。
数分後には来ることが約束されている地下鉄に寸でのところで乗り遅れ、舌打ちする男性。
券売機前の列に、あきらかに苛ついている男性。
早さ(速さ)が追求され、待つことが苦痛となった社会で、ひとは生きていけるのだろうか。
May 09 | Comments(0) | TrackBacks(0)

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May 12 | Comments(2) | TrackBacks(0)

池袋の街で、一本のケヤキに目が止まった。
そのケヤキにはガムがこすりつけられ、少なくない数の文字が樹肌に刻まれていた。
ケヤキがたつ歩道では、ティッシュやフリーペーパーを配布する若者たちが声をあげ、獲物を狙う男たちが携帯を片手に笑い声をたてていた。
弱い日差しの木漏れ日のなか、捨てられたチラシが冷たい風に舞っていた。
May 13 | Comments(0) | TrackBacks(0)

友人のりすさんに誘われ、若いお母さんお父さんを対象にした簡単な写真講座を行いました。
題して「わが子を生き生きと撮る!」
会場は、渋谷にある「モンベルショップ」の5階フロア。
この日は特別に土足厳禁ということで、床でゴロゴロと転がり遊ぶ子どもたちの姿が印象的でした。
前半は、ぼくが撮影した各地の"川ガキ"写真をスライドで見ていただき、後半は参加者が写したスナップ写真を例にして幾つかのアドバイスを行い、カメラの構え方などの説明も行いました。
もっと具体的で細かい撮影方法を期待していた方にはもの足りない内容だったかもしれないこと、申し訳ありません。
が、写真の上手い下手は、技術ではありません。
たしかに見栄えだけでいうと"ブレ"や"ピンぼけ"の写真は今イチかもしれませんが、ブレていたって、そこに子どもの"生の表情"が写っていれば、それは十分過ぎるほど素晴らしい写真だと思っています。
子どもの写真だからこそ、泣いているとき、身体全体で嬉しさを表しているとき、何かに夢中になっているときなど、何気ない日常にカメラを向けてみてください。
お行儀よくカメラに笑顔を向けている写真も良い思い出ですが、たまには「はーい、こっち向いて」と頑張らず、子どもの後ろ姿にもシャッターを押してみてください。
子どものアップばかりではなく、食事をしているテーブルや居間などへもカメラを向け、生活をありのままに写してください。
そして子どもたちが成人したときには、ぜひ「世界に一冊しかない写真集」をプレゼントしてあげてください。
今日はお忙しいなか、つたない話を聞いてくださり、どうもありがとうございました。
お薦め写真集「まほちゃん(写真:島尾伸三・OSIRIS刊)」
May 14 | Comments(0) | TrackBacks(0)

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戦争は平和である
自由は屈従である
無知は力である
という世界になりつつあるのでないか。
May 16 | Comments(0) | TrackBacks(0)

一泊二日の撮影仕事のため、群馬県の赤城山麓へ向かった。
高崎駅で新幹線から在来線に乗り換え、前橋駅で下車。
タクシー乗り場を探していると、腹が痛み始め、便意をもよおしてきた。
車内で食べたサンドイッチか、それとも撮影に緊張したのか。
なんてことが頭に過ったけれど、原因を探ることよりも一刻も早く目の前の危機を解決しなければ。
慌てて駅前にあったイトーヨーカドーへ入った。
何階だったのだろう。
幾つかのトイレをまわり、やっと見つけた空きトイレ。
排便後、立ち上がりズボンをあげると、目の前に「反戦」という文字を見つけた。
便所の落書き。と言ってしまえば、それまでかもしれないが。
May 17 | Comments(0) | TrackBacks(0)

撮影の合間、蟻が出入りする穴ばかり見ていた。
見ているばかりではなく、木の棒を突っ込んでみたり、穴を塞いだりもした。
おもいっきり息を吹きかけ、穴から蟻が湧き出る様子を眺めたりもした。
水を流し込みたい衝動は、必死に抑えた。
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早朝。50kgを超える荷物と共に、羽田へ向かった。
May 21 | Comments(0) | TrackBacks(0)

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May 27 | Comments(0) | TrackBacks(0)

貸出し写真のデータ送付作業、打ち合わせ等の準備をしていたら、あっという間に時間が過ぎてしまった。
そして先週土曜日から四日間撮影した徳島の写真をチェックしたりも。
満足のいく写真を撮るのって難しいね。
と、毎度現像から上がったポジを前に思う。
水中カメラを抱え、再び出掛けての海部川での撮影。
四国とはいえ、この時期の水温はまだまだ低く、夏とはほど遠い冷水。
5mmのウェットスーツを着込んでも、20分ほどで歯だけでなく全身が音を立てて震えてくるほどの冷たさ。
なので20分で一本36枚のフィルムを使い切り、上陸後は30分ほど河原でひたすら休憩。
震えが止まったらフィルムを入れ替えて、再び川のなかへ入るという作業の繰り返し。
なんてことをもっと書き、ここ数日のすべての写真に説明文を入れられたらどんなに親切か。
けどやれない。
明日・明後日と福島県いわき市の「アクアマリンふくしま」で写真展の打ち合わせ。
気分転換をかねて、バイクで向かう予定。
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天井を打つ雨音で目が覚めた。
ぽつんぽつんと、屋根裏に響く水の音。
沁みのついた天井を見上げ、ため息をついた。
ゆうつな季節の到来か。
まだ直してなかったの?
と、友人の呆れる声も聞こえてきそうだ。
May 30 | Comments(0) | TrackBacks(0)

May 31 | Comments(2) | TrackBacks(0)
April 2005・June 2005
